建設現場レポート。ディテールまでこだわった外観、実際の眺望や陽当たりをチェック
上の写真は、2023年11月24日に撮影した、「バウス習志野mimomiの丘」現地写真です。
来年4月の建物竣工に向け、こんなに建設が進んでいるんですよ!
撮影当日はとてもお天気が良く、丘の上で陽を浴びる建物が空に映えていました。
建物を覆っていた養生シートのほとんどが外れ、外観が姿を見せる中、特別に建設中の建物内に入れていただきましたので、その様子をお見せしましょう。
こちらの記事をまとめると……
■存在感たっぷりの外観: 上質な素材、こだわりのデザイン、街に調和する佇まい
■丘の上の眺望!東棟: 視界を遮らない、戸建て住宅街の爽快な眺め。静かさも実感
■陽当たり良好!南棟: 部屋の中まで明るい光がたっぷり入る健やかな室内環境
存在感たっぷりの外観: 上質な素材、こだわりのデザイン、街に調和する佇まい
青空に向かってマンションが建つ姿を通りから見上げると、バルコニーガラスに陽光が反射してキレイに見えます。
▲画像1~3枚目:建設真っ最中の現地。1枚目は東側、2枚目は北側、3枚目は西側です。
外観を見る限りでは8割方完成している感じでしょうか。内部では着々と内装工事が行われています。
それにしても、存在感がありますね!実籾駅に向かう電車の中からもその姿がはっきりと見えていました。
外観デザインは「自然の恵みに満ちた街の『実りある暮らし』」をテーマにしているそうですが、実際の建物を見ると大いに納得。
丘の上にどっしり構える存在感がありながらも空や周りの緑に馴染んでいて、風景の中で異物感がないと言えばいいでしょうか…建物に使われている素材が上質で、高台の穏やかな街に調和しながら個性を放っています。
ご存じの通り近年は建材や建築費が高騰していますが、そんな中でもこだわって、妥協なくタイルなどの素材を選んでいるようでした。
▲画像1・2枚目:趣きのある石貼りやタイル貼りでモダンな印象。
外壁タイルは一種類ではなく、色・大きさ・デザインの違う複数種類のタイルを使い分けて仕上げています。
▲画像1・2枚目:タイルの種類だけでなく、目地の色味が違う ことにもデザインのこだわりを感じました。
一見すると同じベージュ色に見える部分も、よく見ると2種類のタイルを貼り分けていて、遠くから建物を見たときの「のっぺり感」が無くなって雰囲気のある外観になります。
また、タイル貼りは、見た目の美しさに加え、傷がつきにくいなど耐久性も高いのでメンテナンス面でもメリットがあります。
例えば「吹き付け」だと、数年後の大規模修繕工事の時に吹き付けをやり直す工事を行ったりしますが、タイルの場合は「傷がついた一部だけを貼りかえる」だけでメンテナンスができます。
修繕時のコストも少し変わってくるかもしれませんね。
▲スッと縦に伸びるマリオン(縦の黒いライン)のデザインも洗練されていますね。
▲画像1・2枚目:垂直ラインを強調するマリオンは、建物の東側や南側にも採用。
そして、「このこだわりもスゴイ!」と思ったのが、バルコニーガラスのデザインです。
▲半透明ガラスの手すりにご注目!全面が半透明ガラスのものと、下部がルーバー状になった2種あるのがわかりますか?
所々に手前に出っ張る凹凸を設けたデザインも意匠性があります。
▲2種のガラス手すりをランダムに配しているため、外観にリズミカルな表情が生まれています。
住戸によってバルコニーのデザインが変わるので、好きな方を選ぶ楽しみもありますね。
先程の凹凸のデザインが、遠目で見ても外観全体のアクセントになっているのも分かります。
丘の上の眺望!東棟: 視界を遮らない、戸建て住宅街の爽快な眺め。静かさも実感
次はいよいよ建物内から。
特別に建物内に入らせていただき、建物からの見晴らしを撮影しました。
バルコニーの向こうに広がる眺めも爽快ですよ!
▲画像1・2枚目:東棟・エアリーヒルの7階 から見た眺め。遠くまで見渡せる開放感がたまりません!
バルコニーからの景色で一番に目に入るのは、一戸建ての街並み。
所々にマンションなどの中高層住宅もありますが、視界に広がるのは穏やかな戸建て住宅街です。
東側のエアリーヒルは丘の上立地で、隣接の住宅街より高い位置に建っているため、マンションの階数よりも2階分ほど高い階から見ているような見晴らしになります。
それから、バルコニーに立ってみて、周辺がとても静かなのにも驚きました。
住宅街が遠くまで広がっていて大通りまで距離があるため、車の音などが聞こえないからこその静かさなのかなと思います。
▲角住戸Nタイプから見える北側(実籾小学校側)の眺望も清々しいです。空が近く感じるのも丘の上ポジションならでは。
▲こちらは4階からの眺め。高層階でなくてもこの眺望を楽しめます。丘の上なので6階相当ほどの眺めになるでしょうか?
▲低層階・中層階は緑をより近くに感じられます。住戸によっては春の桜も目前で楽めそう。
ちなみに、マンション北側の通りは樹木が多いので落ち葉がありますが、ちょうど取材時に市の職員さんがキレイに清掃していらっしゃいました。そのようなことでも 「美しい街並み・景観が保たれているんだなぁ」と感じましたよ。
陽当たり良好!南棟: 部屋の中まで明るい光がたっぷり入る健やかな室内環境
気持ちの良い眺望は、南棟・シャイニーヒルからも楽しめます。
▲こちらが7階南側の 眺め。一戸建て中心の周辺環境ゆえに見晴らしが良いですね。
以前の記事(マンションが建つのはどんな場所?2棟それぞれの特徴をチェックしました )でもご紹介した通り、マンション南側は約170m先(!)まで続く一戸建て住宅街なので「すごく見晴らしが良いだろうなぁ」とは思っていましたが、実際に見ても想像通り視界がずーっと開けていました。
遠くに見えるのは幕張の建物群です。夏には花火も見られるかも!
▲高層階のバルコニーを見上げるとトップライトが。たっぷりの陽光が注いでいます。
▲画像1枚目:シャイニーヒル3階からの眺め。養生シート越しですが、明るさがよく分かります。
お隣の住宅は2階建てのため、3階からだと屋根の高さで目線が抜けるよう。
画像2枚目:2階・Aタイプの ルーフバルコニーから見た西側(日大実籾キャンパス側)の眺め。広いグラウンドが目の前で、視界が開けます。
南棟・シャイニーヒルの1階も見てきました。こちらはBtタイプの様子です。
▲お昼12時頃の撮影です。部屋の中まで明るい陽射しが注いでいます。
▲一戸建てとの距離がこれだけ保たれているので陽光を遮りません(マンションの1階まで影がかかっていませんね)。
一般的にはテラス側に胸の高さほどのバルコニー手摺壁が設置されますが、「バウス習志野mimomiの丘」はフェンスを設けて更に採光性を高めるのだとか。
写真では伝えきれないのがもどかしいですが、晴れ渡る空の下で見る眺めはとても爽快ですし、陽光の明るさやあたたかさも心地よかったです。
この気持ちよさを日常にできるとは贅沢なことだと思いますよ。
そして、現地で感じたのは、採用するタイルなどの素材や、外観デザインへのこだわり。
繰り返しになりますが、建設費が高騰している中でも素材の質を落としていないのは良いと思いました。
素敵な外観は、このマンションに住む満足感を高めてくれるのではないでしょうか。
住宅ライター
野村 綾乃
ラジオレポーター時代に“取材の面白さ”にハマり、フリーライターに。構成作家、住宅情報誌のライターとして活動中(かれこれウン年)。1000以上の物件を取材した経験を基に楽しくレポート!
住宅ローンアドバイザーでもある。