「これも標準?」デザインにも妥協しない充実設備を、モデルルームでチェックしました

マンション購入を検討されている方にとって、モデルルーム見学はとてもワクワクする時間ですよね。
お部屋の雰囲気や設備など、実際の生活をイメージしながら見学されるかと思いますが、じつは「バウス一之江」には、周辺の物件にもなかなか無いような、こだわりの設備や仕様が採用されているんです。
マンション購入は一生に何度もあることではないからこそ、長く住むあいだに、「やっぱりこの設備があると便利」とか、「このデザイン素敵だな」と思うような場面がたくさんあるといいですよね。
今回は「バウス一之江」のモデルルームを見学して、「ここがいい!」と思ったポイントをいくつか紹介していきます。
こちらの記事をまとめると……
天井高約2.6mのスッキリ大空間! フルオープンキッチンが開放的なLDK
都営新宿線「一之江」駅からすぐの場所にあるマンションギャラリーで、モデルルームを公開中。見学できるのは、専有面積73.96㎡・B6タイプのお部屋です。
▲廊下からLDKに入り、バルコニー側を見た写真。
LDKに入った瞬間、「畳数以上になんだか広く感じる」と思いました。
それもそのはず。
一般的なマンションの天井高は約2.4mですが、「バウス一之江」のリビングダイニングの天井高は約2.6m。約20cm天井が高いんです。
縦の空間の広さは、人が感じる解放感への影響が大きいもの。
約20cm高くなることで、空間に余白が生まれ、同じ畳数であっても「なんだか広い」と実感すると思います。
▲私の身長は約158cm。いかがですか?天井が高いことで、空間がぐっと広くなることが伝わるでしょうか?
空間の開放感を生む理由は、天井の高さだけではありません。
▲同物件は内蔵梁工法、そして柱型が出ないアウトポール設計を採用。
写真左側の茶色い壁、「天井までスッキリ」しているのが分かるでしょうか?
マンションでは、建物を支えるために横向きにでっぱる梁があって、天井がデコボコしてしまうことが多いのですが、こちらの物件はその「梁が室内に出ない」構造になっています。
また、部屋の角に出てくる柱も、同じく外に出す工法になっているため、室内にありません。
(エアコンの左側の角、スッキリしていますね)
そのおかげで、室内に凸凹が少なく、視覚的にも実際にもスッキリ。家具やインテリアの配置の自由度が高まることもメリットです。
そしてLDKに開放感を感じたもうひとつの理由が、フルオープンのキッチン。
▲通常はコンロ前に壁があり、空間の一体感が損なわれてしまいますが、フルオープンタイプのキッチンは、仕切りや吊戸棚などの視界を遮るものがないので、キッチンとリビングダイニングがシームレスにつながります。
キッチンから家族の姿を見守ることもできて、団らんの時間も共有できますね。
天井を高くしたい、梁や柱型をなくしたいなどは、後から変更することができない部分。
平面の間取り図を見ただけではわからないところですが、同じ面積でも「広さ感」は結構変わってくる部分です。
モデルルームでは、一般的に天井高・柱・梁も実際の建物と同じように造られていますので、そういった部分にも注目して、物件を見学・比較してみることをおすすめします。
憧れのガスコンロ「デリシア」も標準装備。ハイグレードなキッチン設備で、お料理も片付けもラクラク
続いては、気になるキッチンスペースを見ていきましょう。
ビルトインの食洗器、たっぷり容量のスライド式収納、美しいデザインで耐久性の高いフィオレストーン天板、マグネットが取り付けられるキッチンパネルなど、使い勝手の良い設備が標準装備されています。
こちらのマンションの設備仕様、他物件では採用されていないスペックのものも標準だったりして、全体的にハイグレード!な印象です。
まずはガスコンロ。
見た目がスタイリッシュ、ガラストップだから掃除がしやすい、3口なので料理もはかどる……のもメリットなのですが、デリシアはそれだけではありません!
じつは私は以前、某ガス会社さんとのお仕事で実際にデリシアを使用して料理をするイベントに出演したことがあるのです。
その時の感動を、今回ぜひこの記事を読んでいるみなさんにお伝えしたいと思います。(少し長くなるかもしれませんが、お付き合いください。)
なんとデリシアは、コンロとスマホアプリを連携させて「自動調理」が可能なんです。
今、「そんなの使わない」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、使ってみたら本当に簡単で便利。
アプリに掲載の充実したレシピの中からつくりたいメニューを選び、レシピ通りに材料を切るなど下ごしらえをして、専用の調理器具(別売)に入れてセット。
あとはアプリの「自動調理スタート」ボタンをタップすれば、デリシアが自動で火加減や加熱時間を調節してくれます。
コンロにつきっきりになる必要がなく、デリシア任せでおいしい料理が完成!
グリルの調理器具やレシピも充実していて、3口コンロ+グリルの4ヶ所で一気に調理することも可能です。
▲定番メニューから本格レシピまで、オート調理レシピの数は約760!(2024年7月末時点)。さらに毎週2回新着レシピが登場します。
たとえばアプリに掲載されている無水カレーは、ルーを含むすべての材料を入れて、あとは「グリル」に入れて自動調理スタート。カレーがグリルでできちゃうんですよ。
アプリに掲載されたレシピ以外の料理をつくるときには、温度調整やタイマー機能を利用することも可能。
それからもうひとつ、ガスコンロで炊くご飯は格別!
保温はできませんが、蒸らしの時間を含めて約30分(浸水時間を除く)と時短で炊飯できます。デリシアが火加減も自動で調整してくれ、電気炊飯器よりも早くおいしく炊きあがりますよ。
ほかにも便利な機能や調理器具がいろいろ。私は、現在使用しているコンロがもし壊れたらデリシアを購入したいと思っています(笑)。
そんな、私激推しのガスコンロが採用されています。羨ましいです。
次にご紹介するのは、キッチンシンク。
▲片づけや調理がしやすい工夫が施された大きなシンク。
生ゴミを排水口で粉砕処理できる「ディズポーザー」も標準採用されています。
生ゴミが出たら、すぐに処理できるため衛生的。
家庭ごみの約4割は生ごみといわれていますが、ディスポーザーがあれば生ごみの約8割を処理できるので、ごみの量を減らす=ごみ袋の大きさや量も削減=ごみ捨ての労力も軽減できます。
生ごみを置いておくことがなければ害虫対策にもなり、排水口ネットを交換したり、ビニール手袋をして生ごみを取り除いたり……という作業が無くなるのも嬉しいですよね。
▲キッチン水栓は、国内外の高級ホテルなどで数多く採用されているドイツ・グローエ社のもの。その美しいフォルムは、見ているだけでもテンションが上がりそう。
また水栓はリビングダイニング側からもよく見えるので、おしゃれなデザインであることは、お部屋の雰囲気を引き立てるポイントとなると思います。
もちろんおしゃれなだけでなく、引き出し式のシャワー、そして浄水器もついていて、機能性も問題ありません。
▲料理をしているとき、スマホやレシピ本の置き場に困りませんか?
こちらのモデルルームでは、コンロ横にカウンターが設けられており、コンセントとUSBポートもついていました。
レシピを見たりスマホで音楽を聞いたり、小ぶりな調理家電を置いたりと便利に使えそうです。
ラグジュアリーホテルのようなバスルームやトイレ。デザインだけでなく、使いやすさにも配慮したセレクト
続いて、浴室やトイレなどを見ていきましょう。
▲浴槽は、人間工学を応用し頭・背中・お尻・足の4点で支え、身体にかかる力を分散する形状の「ゆるリラ浴槽」。
首が当たる部分に傾斜がついていて、やさしく身体を包み込みこんでくれるのだとか。
足の部分が少し高くなっているので、お湯の量も少なくてすみます。
▲大粒の水玉が勢いよく吐水されたり、柱状のお湯が静かに流れ落ちたりするなど3つの吐水モードがついたシャワーヘッド。
手元に止水スイッチが付いているので、節水効果も。
▲浴室ドアにはタオル掛けが2本ついています(2本はちょっと珍しいです)。
お風呂あがりにさっと使え、下にはバスマット、上には使ったタオルなどを掛けておくこともできて便利です。
▲手洗いカウンターを備えたトイレは、衛生的で便利なだけでなく、見た目にも洗練されていますね。
マンションというより、デパートや高級ホテルのトイレみたいなデザイン性です。
コロンとかわいいフォルムの便器は、お掃除のしやすさも◎。蓋を閉めると作動する、オート洗浄機能も付いています。
▲デザイン性の高いスティックリモコンも標準装備です。
こういうの、都心のおしゃれな商業施設なんかでもよく見かけますね。マンションの設備では、大きな文字の白いリモコンが多いのでは。
こういったリモコンも、機能面で違いがなければデザインはそうこだわらず……というセレクトがされがちですが、デザインの良いものを入れているようです。
たとえば雑巾や靴を洗ったり、プランターの水やりをしたり、バルコニーを掃除したり……。バルコニーに水栓がない場合は、室内から水を運ぶ必要がありますが、意外に大変。
私は以前、スロップシンクのついたマンションからついていないマンションへ引っ越したのですが、「これ、どこで洗おう……」などとプチストレスでした。
きっと、あってよかったと実感すると思いますよ。
▲最後にもうひとつ、「ドアノブの取っ手」。
流線形の掴みやすさもですが、指紋が付きにくい加工がされています。ツヤツヤの取っ手に付く指紋、気になるんですよね……。
「デザインもスタイリッシュで、細かいところまでこだわられているのが良い」と、来場者さんからの反響も大きいそうです。
いかがでしたか?
こちらの物件は「妥協せずに、いいものを色々と採用している」印象。
キッチンコンロ「デリシア」のスタイリッシュなデザインや、グローエの水栓、トイレのスティックリモコンなど、デザイン性を重視している感じですが、だからと言って「おしゃれなだけで使いにくい」わけではなく、水栓が引き出せてお掃除するにも問題がなかったり、バスルームドアにバーが2本あって濡れたものが乾かしやすかったり、バルコニーにスロップシンクがあったりと、ちゃんと「ストレスなく暮らす」ことに配慮されているのがいいなと感じました。
今回ご紹介したのはごく一部の設備。
また、今回はご紹介できませんでしたが、こちらの物件は収納にもいろいろと工夫がされていておもしろいです。
筆者も気づけなかったこだわりがまだまだあると思いますので、ぜひみなさんもモデルルームで確認してみてくださいね。

住宅ライター
林 景子
テレビやラジオのレポーター経験から取材好きに。
現在は、住宅のほか、子育てなどに関するライターとしても活動中。
自宅の壁や家具・小物などに自ら手を加えるなど、DIYが得意。