住宅ライターのバウス一之江取材レポート

東京都江戸川区

都営新宿線と東西線で朝の通勤シミュレーション! 混雑を比較検証します

都心部への近さや、23区で一番の公園面積など、都市と自然のバランスの良さが人気の江戸川区。

マンションを選ぶ際には、日当たりや風通し、静かさ、駅距離などなど比較条件がいろいろとありますが、最寄りの路線ももちろん重要なポイント。

そこで今回は、この物件の最寄り沿線である都営新宿線と同じ江戸川区内を通る東西線の場合で、実際の通勤の様子を検証してきました。特に気になる朝の混雑について比較してみたいと思います。

こちらの記事をまとめると……

通勤ラッシュの朝7時~8時台。東西線「葛西→九段下」と、都営新宿線「一之江→九段下」で検証します

今回は、平日朝の、同じ日に検証。
朝のラッシュ時間帯である7時~8時台に、まずは東西線の「葛西」から「九段下」まで。
その後、都営新宿線に移動して「一之江」から「九段下」まで乗車します。

 


▲Yahoo!乗換案内アプリのスクリーンショット。
朝7時21分「葛西」駅発に乗ります。
「日本橋」や「大手町」など目的地にしている方も多そうな駅を通って九段下まで行けば、通勤時の混雑の様子が分かるかとこのルートにしました。

 


▲Yahoo!乗換案内アプリのスクリーンショット。
新宿線は、朝8時20分「一之江」駅発、8時45分「九段下」駅着に乗車。
日本橋エリアの「馬喰横山」、秋葉原に近い「岩本町」、「神保町」などを通って検証します。

東西線検証。特に南砂町~門前仲町までは超満員。背中で人を押して、ようやく乗車できるくらいでした

では始めましょう。まずは東西線です。

 


▲こちらは朝7時15分ごろの葛西駅前の様子。
通勤の方や学生さんなど、みなさん駅に向かって歩いていきます。

 

 
▲改札もエスカレーターも行列ができるほどではありませんが、人が途切れることなくホームへ向かっています。

 


▲乗車前の葛西駅ホームの様子です。
東西線の朝の混雑、実際どれほどかとドキドキしていたのですが(笑)、平日の通勤時間帯は2~3分に1本のペースで電車が発着することもあり、ホームは混んでいませんでした。

 


▲7時21分。時間通りに電車が到着。

到着した時点ではものすごい満員電車というほどではありませんでしたが、葛西駅で乗車した人で車内はかなり混雑。
私は最後に乗り込んだため、既に乗っていた方を背中で押すかたちで後ろ向きで乗車しました。

ドアが閉まると、人と人とがピタッと密着しているような状態。スマホを触っている人はほぼいません。

 


▲葛西駅から九段下駅までは10駅です。

次の「西葛西」と「南砂町」では、私が乗っていた車両の扉から降りる人はおらず、乗る人のみ。

「葛西」駅の時点で満員電車でしたが、みなさん後ろ向きで背中で人を押しながらどんどん電車に乗り込みます。特に「南砂町」駅では「ここからまだ乗れる?」と思うような混雑度でしたが、みなさん背中でギュウギュウと押しながら乗り込んでいました。

その後「門前仲町」駅までは超満員。手を下に下ろしていたら、その手を上に上げることができないほどの混み具合です。つり革は空いておらず、持つこともできないため、自分の身体は人に委ねるしかないような状態でした。

「門前仲町」駅で少し下車し、それまでの超満員から「葛西」駅で乗車したときくらいの満員度に。

それでもかなり混雑しているのですが、身体が圧迫されるような感覚からはここで開放され、少しホッとしました。

その後は少しずつ人が降りていき、「日本橋」駅で人と触れ合わないくらいに。
「日本橋」駅以降は各駅でどんどん人が降りていき、乗車する人は少なかったです。

 


▲7時46分、予定通り「九段下」駅に到着。

乗車前から混雑することを予想していましたが、特に「西葛西」駅から「門前仲町」駅間は、私の想像以上の超満員電車。

体調不良のときなどは、ラッシュ時は避けたほうが良さそうな気がします。

新宿線検証。西大島~浜町はかなり混雑。乗車時はそれほど混雑していないため、一之江で座席前まで移動がお勧め

次は、新宿線検証です。
九段下からそのまま、一之江まで移動してきました。

 


▲8時20分、乗車直前の一之江駅のホームの様子。平日朝の通勤時間帯は3~5分に1本電車があります。こちらも、ホームは混雑していません。

 


▲8時20分。時間通りに地下鉄が到着。各扉から5~10人程度の方が乗りました。

車内はそれほど混雑しておらず、普通に正面を向いて車内に乗り込むことができました。

乗車時点で座席はすべて埋まっていて、座席前のつり革は6~7割程度使用されているような状態。ドア付近は空いていますが、座席の前は比較的人が多く立っていました。

この後どんどん車内は混雑してきますので、一之江駅で乗車した時点で、ドア付近でなく、できるだけ車内の奥の方(座席前の方)へ移動しておくことをおすすめします。先に乗車している人はこの後混雑することをご存じなので、座席前に人が多かったんですね。

 


▲一之江から九段下までは13駅です。

次の「船堀」駅以降は、ほぼ乗車する人のみ。どんどん混雑してきます。
特に「西大島」から「住吉」の1駅間は超満員でした。

「住吉」で少し人が降りますが、「浜町」までの間もかなり混雑します。ただ、スマホを見られないほどではなく、見ている人も何人かいました。

「浜町」駅からは降りる人も増えていき、だんだんと人と人との間にすき間ができるように。

 


▲8時46分、予定より1分遅れで「九段下」駅に到着。(駅到着時点では8:46でした)

都営新宿線も朝の通勤時間帯はかなり混雑します。

ただし、東西線よりは乗りやすいなと思ったのは、一之江駅で乗車する時点ではそれほど混雑していないこと。

座席の前のスペースまで進めば、扉付近ほどギュウギュウ詰めになることはありません。
移動中にスマホなどを見ることもでき、体力的にも余裕が持てそうだなと思いました。

 


▲ちなみに新宿線は、ホームドアが全駅に設置されています。
万一の転落事故防止のために大切なホームドア。お酒に酔った人、視覚障害の方の安全だけでなく、ぱっと走り出してしまう子どもと一緒に電車を利用する際も、安心感がありますね。

また、都営新宿線の遅延発生率は約30%と、東西線や総武線の約60%と比較して低いのだそうです。(※1)

 

いかがでしたか?

今回は、都営新宿線と東西線の混雑状況を比較しました。

可能であれば混雑する時間帯は避けたいですが、勤務時間や生活スタイルによっては、なかなかそうはいきませんよね。

両路線ともに朝の都心方面行きはやはり混雑していましたが、東西線と比べると新宿線のほうが身体に感じる圧迫度は低いように思いました。
一之江駅乗車時点ではそれほど満員でなく、座席付近まで移動できる余裕があったのはメリットかなと思います。

時間帯やお天気などによって違いはあるかと思いますが、ある平日の朝の様子の検証として、参考になればうれしいです。

※掲載写真はすべて2024年12月撮影。
※1:国土交通省 東京圏の鉄道路線の遅延「見える化」(平成30年度/令和2年発表) より 
林 景子

住宅ライター
林 景子

テレビやラジオのレポーター経験から取材好きに。
現在は、住宅のほか、子育てなどに関するライターとしても活動中。
自宅の壁や家具・小物などに自ら手を加えるなど、DIYが得意。

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