住宅ライターのプレイズ白子駅前取材レポート

三重県鈴鹿市

設計・施工・監理を務める竹中工務店さんにインタビュー②「白子駅前のランドマークになるデザインに」

【プレイズ白子駅前】の設計・施工・監理を務める 株式会社竹中工務店の設計者さんと作業所長さんへのインタビューの後編。
前回に引き続き【プレイズ白子駅前】のマンションギャラリーをお借りしてお話をうかがいます。

今回は、設計者さんを中心に【プレイズ白子駅前】にかける想いやデザインのポイントについてお聞きしました。

★作業所長さんを中心に【プレイズ白子駅前】の工事についてお聞きした前回の記事はこちら

“白子駅のランドマーク”を目指し、伝統工芸「伊勢型紙」のモチーフを取り入れました。

Q1. 【プレイズ白子駅前】のデザインコンセプトについて教えてください。

設計者「最初に私が現地を訪れた時の印象が、『特急も停車する「白子」駅の利便性と、穏やかな住宅地の両面をもった地』ということでした。
周りに背が高い建物も無く、そんな地に建つ【プレイズ白子駅前】は、街のどこから見ても目立つ“白子駅のランドマーク”になると思ったんです。」


▲「白子」駅前からマンションの建設地方面を見た様子。
駅前にあるのは10階ほどのホテルやマンションで、穏やかな街並みが広がります。
※上写真/「白子」駅前 …2023年2月撮影

設計者「ランドマークのようなマンションですから、地元の方々に親近感をもってもらえるよう、この地区の伝統工芸『伊勢型紙』のモチーフをマンション全体のデザインに取り入れることにしました。」

※伊勢型紙・・・着物や浴衣などの生地に柄や文様を染めるために使われる型紙。美濃和紙に柿渋を塗って作られる。
千年余りの歴史を誇る、白子地区の伝統工芸品。

 
▲外観の南面・北面のデザインに注目。
床とマリオン(飾り柱)によって構成される縦・横のラインや、ガラスやアルミといった異なる素材を組み合わせたデザインは、縞模様と糸入れから編み出される『伊勢型紙』がモチーフになっているそう。
※写真は【プレイズ白子駅前】外観模型(マンションギャラリーにて撮影)

設計者「マンションの両側面(※)は一見何もないように見えるのですが、よく見ると模様が浮かび上がるようなデザインにしています。」
※建築用語で「妻面」(つまめん)といいます。

 
▲妻面に使われているタイルは、同じ大きさ・色でも、縦縞・横縞・無地と面状の異なる3種類のタイルを貼り分けることで模様が浮かび上がるように工夫。見る時間や角度によっても表情が変わるように考えられていて、実際にどんなふうに見えるようになるのか完成が楽しみです!

「綺麗にタイルを貼り分けるためには、タイルを貼る下地の精度も大切なのですが、現場で丁寧に作業を進めています。」と、作業所長さんもお話されていました。

目立つマンションだからこそ“裏表のない”デザインに。周辺の街並みとの調和も意識しました。

Q2. 地元に根付いた伊勢型紙のモチーフ、素敵ですね。設計時にこだわった「ポイント」はあるのでしょうか?

設計者「駅前で、どこからも見える目立つマンションになりますから、“裏表のないデザイン”を意識しました。」

 
▲先ほどもご紹介したように、【プレイズ白子駅前】では南面(バルコニー側)はもちろん、北面(共用廊下側)にもガラス手すりを採用。
共用廊下側はアルミ格子やコンクリートなどの手すりになっているマンションも多い中、【プレイズ白子駅前】のデザインはたしかに“裏表”がなく、どちらから見ても洗練された雰囲気を感じます。
※写真は【プレイズ白子駅前】外観模型(マンションギャラリーにて撮影)

設計者「また、住宅なので“邸宅感”や“落ち着き”も大切に、それから周辺の街並みとの調和も意識したポイントです。」


▲高さ約3.8mのルーフが邸宅感を漂わせる車寄せエントランス。
灯りを、植栽周りなど足下を中心に配することで“落ち着き”にも配慮されています。


▲また共用廊下や玄関の灯りは通常天井など高い位置に設けられることが多いのですが、【プレイズ白子駅前】ではあえてアルコーブの低い位置に配置。
(ちなみに、インターホンが設置されているパネルなど、要所には伊勢型紙の『柿渋色』が取り入れられています!)
※写真は【プレイズ白子駅前】モデルルームの玄関まわり(アルコーブ含む)を撮影したものです。実際はアルコーブ上部に下り天井があります。

「落ち着きを演出するとともに、アルコーブの灯りが共用廊下の手すりを通すことで、外からランタンの灯りのように見えるようにしたんです。」と、設計者さん。

 
▲白子駅から続くマンション前の道は、街灯がランタンのデザインになっていて、その名も「ランタン通り」。
街灯の灯りと、ガラス手すりを通して穏やかに漏れるマンションの灯りが幻想的な風景を生み出しそうです。
どんな灯りの見え方になるのかは、設計者さんも完成を楽しみにしているポイントなんだそうですよ。

さらに【プレイズ白子駅前】のすぐ近くには、同じ三交不動産が分譲したマンション(プレイズ白子)も建っているため、2つのマンションのデザインの親和性も意識したのだとか。

“白子駅前のランドマーク”としてただ目立つだけでなく、住宅として暮らしやすく、周辺の街並みとも調和するように。
細かな面まで配慮され、考えられた外観デザインであることを感じることができました。

多彩なパターンの間取りを用意したので、ご自身に合う理想のプランを見つけてください。

Q3.ここまで外観デザインのお話を中心にうかがいましたが、専有部(住戸)の設計でこだわられた部分はありますか?

設計者「【プレイズ白子駅前】は、駅前のマンションで商業施設((仮称)イオン白子店)にも隣接するという立地特性から、老若男女さまざまな方が住まわれることになるだろうと思いました。
だからこそ、どんな方でも希望に沿った間取りが見つけられるように間取りプランは多くご用意しました。」


▲【プレイズ白子駅前】の間取りは、2~4LDKの全13タイプ(メニュープランも加えると全39タイプ!)。
「戸境(隣の住戸との間の壁)の梁の出方にもこだわり、お部屋が広くスッキリ見えるようにも工夫しました。」というその空間を、ぜひモデルルームでチェックしてみてくださいね!
※上写真/【プレイズ白子駅前】モデルルーム(Kタイプ・モデルルームプラン)…2023年4月撮影


▲「1フロアに並ぶ住戸は、すべて間取りが異なるんですよ。」と設計者さん。
柱や梁の位置を考慮しつつ、多くのパターンの間取りを考えるのは、やはり苦労もあったのだとか。
「間取りのパターンが多いので建築工事も複雑になりますが、一つ一つ確認をしながら作業を進めていきます。」と、作業所長さんもお話されていました。

 

いかがでしたか?

この地や暮らす人のことを想い、さまざまなこだわりが詰まった【プレイズ白子駅前】。
設計者さんのデザインから、今まさに建設工事を進めている作業所長さんまで、そのバトンが確実に繋がれていることを感じたのではないでしょうか。

【プレイズ白子駅前】の完成は2024年4月。完成が楽しみですね!

※掲載の内容は2023年5月取材時のものです。
※掲載の写真は、【プレイズ白子駅前】モデルルーム(Kタイプ・モデルルームプラン)を2023年4月に撮影したもの、および【プレイズ白子駅前】マンションギャラリーを2023年5月に撮影したものが含まれます。タイプにより間取り・仕様は異なり、実際とは異なる場合がございます。
※掲載の完成予想図は設計図書を基に描き起こしたもので、実際とは異なる場合がございます。雨樋、エアコン室外機等再現されていない設備機器がございます。また、植栽については特定の季節や入居時の状態を想定して描かれたものではありません。


村田明音

住宅ライター
村田明音

住宅ライター。女性誌の編集や広告営業を経て、ライティング会社を設立。マンションや一戸建て、リノベーションなど住宅分野に幅広く関わっている。旅行先でも、物件や町の住みやすさをついチェックしてしまう。

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  • 情報は掲載日時点のもので、現在は対象の住戸が販売済みになったり、周辺環境等が変わっている場合もあります。