住宅ライターのザ・パークハウス 富岡門前仲町取材レポート

近年よく聞く、「マイクロバブル」や「ファインバブル」という言葉。水中に発生させる小さな気泡のことで、汚れを落としやすくするなどの作用があると言われています。

シャワーヘッドのイメージが強いですが、洗濯機のハイグレードモデルにも搭載、工業分野では機械部品の洗浄効率向上、医療分野で器具の滅菌時間短縮に活用されているなど、多くの分野で応用が進んでいます。
美容や健康意識の高い方からも支持を得ていますし、気になっている方も多いのではないでしょうか？

かく言う筆者もその一人。
通っている美容院がマイクロバブルを導入しているのですが、あの微細な気泡のお湯でシャンプーしてもらうと気持ちが良くて！
洗い上がりがしっとり＆艶やかで、指通りも滑らかな気がするため、「いいなぁ～我が家にも欲しいなぁ～」と憧れています。

実は「ザ・パークハウス 富岡門前仲町」では、リンナイの「マイクロバブルバスユニット内蔵ウルトラファインバブル給湯器」を標準装備。
入浴時には白濁したバブルのお湯を楽しめますし、さらに“家中どこでも”ウルトラファインバブルが含まれたお湯を使えるのです。

今回のレポートでは、温浴効果や洗浄効果をはじめ、メリットがたくさんあるこの給湯システムに注目します。

■マイクロバブルとは？ウルトラファインバブルとは？
■リンナイの研修施設で、マイクロバブル＆ウルトラファインバブルのお風呂を実際に体験！
■浴室で、洗面室で、キッチンで。さまざまな効果が嬉しいウルトラファインバブルが含まれたお湯を、家中どこでも使えます

まずはマイクロバブルとウルトラファインバブルについて簡単に説明しましょう。
どちらも水中に溶け込む気泡ですが、泡の大きさや特徴・効果に違いがあります。

■マイクロバブル
サイズ：1μm～100μm未満 （スギ花粉や黄砂と同等サイズ）
特徴：お湯の中をとてもゆっくりと上昇
色：集まると白濁して見える

■ウルトラファインバブル
サイズ：数十nm～1μm未満 （ウィルスや煙と同等サイズ）
特徴：微細運動をしながら、水中に長期残存
色：透明

▲この中で一番大きいミリバブルは「炭酸の泡」ぐらい。髪の毛の直径が80μmぐらいと聞くとマイクロバブル・ウルトラファインバブルの小ささが分かるのでは？
（上画像は、リンナイ株式会社 デジタルカタログより引用）

この、目に見えないほどの極小な気泡を用いた技術を、リンナイでは「お風呂」に活用。
浴槽に設けられた噴射ノズル（浴槽内についている追い焚き装置）から、マイクロバブルとウルトラファインバブルという、大きさの異なる2種類の気泡を発生させます。

主な効果として、温まりが持続する「温浴効果」をはじめ、汚れを吸着してかき出す「洗浄効果」、肌の水分量が増加する「うるおい効果」、幸せ感が高まる「リラックス効果」など。
入眠環境サポートのメリットもあり、良い眠りにつながるのだそう。

また、これらの効果は、実験や測定によってきちんとエビデンスが取られているそうです。

＜参考＞ 実証データや体験者の声
https://rinnai.jp/microbubble/data/

「これはぜひ体験してみたい！」と、リンナイの法人向け体験・研修施設にお邪魔してきました。

　
▲画像1・2枚目：まずは「マイクロバブルバスユニット内蔵ウルトラファインバブル給湯器」の話をわかりやすく教えていただいて、そのあと実際のお湯をいざ体感！

▲マイクロバブルのスイッチを入れると…無数の気泡が発生して、まるで入浴剤を入れたかのようにぶわぁーっとお湯が白濁したように見えます。
頭では泡と分かっていても、どう見ても「白いお湯」なので不思議な感覚。このお湯には、マイクロバブルが１ccあたり３万個、ウルトラファインバブルが１ccあたり1,772万個含まれているんですって。※お湯の青い色は、ライトアップによるものです

▲濃厚なミルクバスのような美しい乳白色にウットリ。「私、贅沢なお湯に浸かってる…」と満足感も高めてくれる気がします。
まろやか、と言えばいいでしょうか？とても肌触りの良い「やわらかなお湯」だと思いました。
手をお湯から出した後もじんわりと温かさが続いて、心なしか肌がしっとりしたような気が……。

入浴剤不要になりそうですが、香りが欲しい場合はアロマオイルを数滴たらすのもお勧めなのだとか。
（リンナイさんでは装置に影響のないアロマオイルのブランドなども検証していて、例えば有名な「生活の木」のオイルなどはOKなのだそう）
入浴剤で香りや色を楽しみたい時は、気泡を発生させず入浴してももちろん問題ありません。

マイクロバブルのスイッチを一度入れると、30分間の間欠運転が。泡が出終わりしばらく経つと、透明のお湯に戻って、また泡が生まれてを繰り返します。
目に見えるマイクロバブルなくなっても、お湯にはより細かいウルトラファインバブルがたっぷりと溶け込んでいるのです。

いいですねぇ。
自宅にいながら温泉気分を味わえそう！

お風呂は、一日の疲れを癒やし、ストレス解消やリフレッシュにももってこいの場所。心と体の健康を保つためにも、バスタイムを有意義にできたら幸せです。
それを叶えてくれそうな給湯設備を、はじめから備えているのは魅力的だなと思いました。

余談ですが、こちらの装置は戸建ての給湯器などに後付けで設置することも可能なのですが、お仕事でリンナイさんの体験施設を見学したビジネスパーソンの方が、自腹で「自宅用に」と購入されることもあるんだそうです。
そこまで気に入ってしまう気持ち、分かります……！

お風呂の話が中心になりましたが、さまざまな効果があるお湯を使えるのは浴室だけではありません。

「マイクロバブルバスユニット内蔵ウルトラファインバブル給湯器」は、浴室だけでなく、洗面室やキッチン、食洗機などお湯の配管がつながっている所にウルトラファインバブル入りのお湯を送り出します（出てくるお湯は透明です）。

ウルトラファインバブル入りのお湯を使うことで、汚れの原因菌を減少させたり、気になる汚れ自体が付きづらくなることが実証されているのだとか。

例えば、浴室の床や排水口の原因菌を洗い流しやすかったり、キッチンのシンク汚れが落ちやすくなったり、排水管の汚れが減少したり、落としづらい水垢を抑制したり。
家中の水まわりに関する掃除や手入れが楽になりそうです。

▲特定条件下における洗浄効果であり、実際の使用環境における実証結果ではありません。実際の洗浄効果は使用方法によって異なります（上画像はすべてリンナイ株式会社　デジタルカタログより引用）

もちろん、お風呂のシャワーもウルトラファインバブルのお湯になります。
さら湯と比較して、角質の水分量を30分後まで持続させる効果があるそうですよ。

＜参考＞　ウルトラファインバブル給湯器イメージムービー【リンナイ公式】

▲「ザ・パークハウス 富岡門前仲町」では、こちらの「マイクロバブルバスユニット内蔵ウルトラファインバブル給湯器」を採用。この給湯器1台を付けるだけで、大きな設備をどこかに置かなければいけないということもありません。特別なメンテナンスや部材の交換なども不要なのだとか／商品画像

繰り返しになりますが、わざわざ自分で導入しなくても予め装備されていて、家中どこでもさまざまな効果があるお湯を使えるのは羨ましい限りです。

「お湯にもこだわる」ことでより良い暮らしに、また快適性や衛生面でもメリットがあることは、住居としての価値向上にも繋がると感じました。