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住宅ライターの「ザ・パークハウス 所沢レジデンス」取材レポート

熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

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2021年12月27日

災害に強い街・所沢の防災対策について調べました

「ザ・パークハウス 所沢レジデンス」が建つ所沢市は、災害に強い街といわれています。
2021年3月のニュースで「災害に強い街」1位(東京・埼玉・千葉・神奈川の184市区中)と発表されたのをはじめ、武蔵野台地に位置していることから比較的良好な地盤という評価もあります。(※1)

大地震や大雨による水害などはいつ起こるか分からないもの。住まいを探すうえで、災害への強さに加えて防災についても知っておきたいという方は多いと思います。

そこで今回は、所沢市の特性に加えて、市役所の危機管理室に聞いたお話や、市民の足である西武鉄道の災害対策について調べてみました。

こちらの記事をまとめると……

所沢市は「災害に強い街」。地震の揺れに強く、大きな川がないので洪水も起こりにくい

まずは所沢の特徴から見ていきましょう。

首都圏で特に注意したい自然災害というと、「地震(揺れ、液状化)」と、台風や大雨による「水害」があります。どちらにも強いのが望ましいですね。

所沢市は地盤が良く、高台に位置することから「地震に強く、水害にも遭いにくい街」といわれます。

地盤については、東京の湾岸部や利根川・荒川沿いなどに比べ、所沢市を含む埼玉県西部地域は地盤の堅さを表す数値(専門用語では表層地盤増幅率というそうです)が良く、地震の際も揺れにくいとされています。(※2)

東京都区部(新宿駅・目黒駅あたり)から北西方面へ向かって広がる武蔵野台地に位置しており、表層が関東ローム層という固い地盤で形成されていることが大きな要因です。


▲文部科学省所管の研究機関「防災科学技術研究所」が公開している表層地盤の固さを示した地図。
紫色・赤色の部分が揺れやすい地域、黄色・緑色・青色の部分が揺れにくい地域です。
所沢駅に近いマンション建設地(所沢市東町)の数値は1.43で、関東の平野部のなかでは固い地盤ということが分かります。

 

所沢市の南西部に狭山丘陵があることからも想像できますが、このあたりは首都圏のなかでは標高もかなり高く、所沢駅の標高は約78m。
東京湾に近い品川駅(標高約1m)や東京駅(標高約3m)はもちろん、同じ武蔵野台地上にある新宿駅(標高約37m)や三鷹駅(標高約68m)と比較しても高い場所にあります。

地震の際に心配な液状化は、一般に標高の高い所や地盤が固い所では起こらないといわれており、所沢市は市域全体が「液状化の想定なし」。行政発行の液状化マップ自体が作られていません。

また、災害を起こすような大きな川もないので、大規模な水害も起こりにくいんですね。

このようなことから、「所沢は災害に強い」といわれるようです。

所沢市の災害対策・避難についてはどうなっている?市役所の危機管理室に聞きました

そんな所沢市ですが、市民の頼みの綱となる行政ではどのような対策を取っているのでしょうか。
災害対策を担っている所沢市役所の危機管理室へ出向いて、お話を聞いてみました。


▲所沢市役所。4階に危機対策や災害対策を担当する「危機管理室」があります。
(所沢市役所 現地より約1,140m)

 

担当者の方によると、「他の市区町村と比べて想定される災害が少ない」ということで、市が想定している災害は主に地震や台風・大雨なのだそう。(住宅地において洪水や液状化が起こりにくいだけでも、想定しうる事態はかなり減りますもんね)

地震については、建物の倒壊や火災の危険性がなければ基本は「自宅にとどまる」ことを推奨。
その際に必要になる食料や簡易トイレ、発電機、救急箱や工具、アルコール消毒液といった防災用品は市内の公園や小中学校などの指定避難場所に3日分を目安として備蓄されているそうです。

飲用水は、小中学校の受水槽や耐震性のある貯水槽(所沢市民文化センターミューズなど市内5か所に設置)などで確保されるよう。
家庭で水や非常食を備蓄しているという方も多いと思いますが、さらに市で管理している備蓄品や飲用水があると思うと、安心感がありますね。
加えて民間企業とも協定を結び、災害時に飲み物を無償提供する自動販売機の設置や段ボールベッドの提供といったことが進められているのだとか。(埼玉県は段ボールの生産量が全国トップクラスなんですよね!)

 

ちなみに「ザ・パークハウス 所沢レジデンス」の売主である三菱地所レジデンスも災害対策には力を入れており、マンション共用部の防災備蓄倉庫(マンホールトイレや災害用浄水器などが備蓄されるそうです)をはじめ、各戸にダイナモラジオライトやウォータータンク、ホイッスル、簡易トイレが入った防災バッグと家具転倒防止器具を配布するといった対策を取っています。

 

市役所の方に台風や大雨についても聞いてみたところ、マンションが建つ「所沢」駅周辺エリアでは浸水被害は想定されていないため、基本は在宅で待避することが推奨されているそうです。


▲所沢市の洪水ハザードマップ。
水色の部分が「100年に1回程度の大雨」が降った際に洪水が予想される場所ですが、マンション建設地周辺は想定なしです。
床上浸水・床下浸水の被害も起こっていません。(※3)

 

ちなみに万が一の事態に備えて「近くの避難所の場所を覚えておいた方が良い」とよく言われますが、状況によって取るべき行動というのは変わってきます。

例えば地震や水害などによって「一定期間の」避難が必要になったとき。
建物が倒壊する危険性が少ないマンションや、水害が想定されていない場所に住んでいる場合は、基本的には小中学校などの地域の「避難所」よりも自宅での避難が推奨されています。

 

もうひとつ、火災などで住んでいる場所に危険が迫り、「一時的に」どこかへ逃げ込まなくてはならなくなったとき。
この場合は、地域の「指定避難場所」である小中学校や、さらに広い「広域避難場所(10ha以上の広さを有する広場)」へ待避することになります。

マンション建設地の「指定避難場所」は徒歩10分(約790m)の「所沢小学校」、「広域避難場所」は徒歩8分(約580m)「所沢航空記念公園」です。


▲マンションから徒歩8分の「所沢航空記念公園」。
地域全体が危険な状態になってしまったときに逃げ込める「広域避難場所」は、所沢市内ではここだけです。
(所沢航空記念公園 現地より約580m)

 

「所沢航空記念公園」は日ごろの遊び場でもある公園なので、たとえば子どもに「おうちが危なくなったら、航空公園の飛行機の前に集合しようね!」といった話もしやすそうだと思います。
園内には非常時に炊き出しなどが可能なかまどベンチや防災倉庫があり、過去には自然体験と合わせた「防災かまどを使ってみよう!」といったイベントが開催されたこともあったようです。

地盤が良い場所を通っている西武鉄道。池袋で帰宅困難者のサポートなども実施

それからもうひとつ、外出先で被災してしまう可能性もあります。
仕事などで日ごろ出かけることが多い人であれば、一度は「電車が止まって、帰宅難民になってしまったら?」と考えたことがあるのではないでしょうか。

 

所沢市民の足である西武鉄道に関していうと、まず「地盤が良い場所を通っている」という特徴があります。
地盤調査を行っている企業によって「首都圏の鉄道路線のなかで最も地盤がいい路線」と評価されたこともあるほど(※4)。かなり頼もしいですね。

西武鉄道では大規模災害を想定した防災訓練も毎年実施しており、避難誘導や帰宅困難者対応、踏切開放訓練など実践的な訓練が行われているのだとか。

 
▲今年11月に実施された総合復旧訓練の様子。帰宅困難者には備蓄品である飲用水や非常食、保温性のあるアルミシートが配布されるそうです。
(画像は西武鉄道提供)

 

また、西武池袋線の起点である「池袋」駅には、西武鉄道が所有するオフィスビル「ダイヤゲート池袋」があります。
こちらは免震構造であることに加え、敷地内に地域のことも考えた防災備蓄倉庫やマンホールトイレ、72時間対応の非常用発電機などが設置されているのだとか。

豊島区とも帰宅困難者対策に関する連携協定を結んでおり、大災害の発生によって公共交通機関がストップした際はこちらで約1,000人の帰宅困難者を受け入れることになっているそうです。


▲2019年に開業したばかりの「ダイヤゲート池袋」。
駅に隣接した建物で外観も特徴的なので、何かあった場合の選択肢のひとつとして覚えておくと良さそうですね。

 

そのほか、既存の駅舎や高架橋の耐震補強工事も進められていて、より安全な鉄道に日々進化しているようです。


▲現在の「所沢」駅は、2012年に完成した新しい駅舎。
駅直結の大規模商業施設「グランエミオ所沢(2020年第2期グランドオープン)」も、災害時には約 1,200 人の帰宅困難者の受け入れ施設になるそうです。

 

災害対策や避難について考えるとき、「住んでいる地域が安全」で、万が一の際に自宅にとどまれる可能性が高いことは安心材料のひとつになると私は思います。
加えて日ごろから自宅での備蓄や避難経路の確認といった対策を整えておくと、より安心といえそうですね。

※1:ジオテック株式会社「所沢市の地盤」参照
※2:国立研究開発法人 防災科学技術研究所J-SHIS MAP「表層地盤」参照
※3:所沢市「所沢市水害履歴(平成元年から)」参照
※4:西武鉄道プレスリリース「西武鉄道 安全・安心への取り組み 2018(2018年12月20日発表)」及び地盤ネット「スペシャルインタビュー 地盤ネットホールディングス株式会社代表取締役社長山本強×株式会社西武ホールディングス代表取締役社長後藤 高志」より
※掲載の写真はすべて2021年11月に撮影したものです。記載の距離は、現地からの地図上の概算です。徒歩分数は80m=1分算出(端数切上げ)しています。
熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

「知りたいことは、現場に行って調べる!」がモットーの住宅・不動産専門ライター。二児の母にして分譲マンション購入経験あり。美味しいお店を発見する眼力にも自信あり!?

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