注目の名古屋駅再開発『名古屋駅 駅前広場の再整備プラン』が発表されました!

【ザ・パークハウス名古屋】のブログレポートがスタートしたのは2020年6月。連載スタート当初、名古屋駅周辺の再開発計画についてのレポートを掲載しましたが、あれから約1年半が経過し、より具体的な計画が明らかになってきました。そこで今回のレポートでは、昨年末に名古屋市からデザイン計画が発表された『名古屋駅駅前広場の再整備プラン』についてご紹介します。
※写真はいずれも名古屋駅前の様子・・・・・・現地より徒歩15分(約1130m)/2022年2月中旬撮影。
桜通口は『飛翔』を撤去し、“名古屋の顔”に相応しい駅前広場を整備
まずは、現在の名古屋駅の駅前の様子から。
▲こちらは名古屋駅の“正面玄関”ともいえる駅東側の桜通口です。
▲現在は、タクシープールや、ロータリーに出入りする送迎車で道路がかなり混雑しており、JR・名鉄・近鉄・地下鉄へ向かう動線も複雑に入り組んでいるため、初めて利用する人が迷いやすい駅=「迷駅」などと呼ばれています。
▲その課題を解決すべく、長年名駅のシンボルとして市民に愛されてきた駅前のモニュメント『飛翔』を撤去し、このスペースまで駅前広場を拡張する計画が進行中!※ちなみに『飛翔』は名古屋市政100周年を記念して平成元年に設置されたもの。すでに昨年3月から解体工事に入っており、今年の4月には完全撤去される予定になっています。
▲現在、桜通口は『飛翔』の周りを回転するように道路が整備されていますが、モニュメントを撤去して広場が拡張された後は、道路を三叉路とし、構内へ入るタクシー・一般車の動線を分離。駅前広場を覆うように大屋根を作り、交番や案内所、店舗などを配置することが検討されているそうです。
※いずれも名古屋市ホームページ『名古屋駅駅前広場の再整備プラン』より引用。
▲こちらは完成予想図(実際とは異なる場合があります)。初めて訪れる人が迷いにくい“視認性の高い歩行者空間”を確保するほか、名古屋駅の防災性・安全性を高める効果も期待されています。ちなみに、地下にも同様の広場が設けられる計画になっているそうです。
名古屋駅の東側に位置する『桜通口』は【ザ・パークハウス 名古屋】への帰宅ルートの出発地点でもありますから、“名古屋駅前の顔”に相応しい広場の再整備が進められることで、ますます帰宅動線が便利に楽しくなりそうですね!
太閤通口はポップカルチャーを発信するイベント広場に?!
▲一方こちらは、線路を挟んで西側に位置する太閤通口。駅西の駅前にも新しく広場が整備される予定になっています。
▲現在は「新幹線口」や「高速バスのターミナル」というイメージが強い太閤通口ですが・・・
▲再整備プランでは、なんと「イベントも開催できる憩いの場」としてのデザイン案が浮上しています(計画段階のため実際とは異なる場合があります)。たしかに、名古屋はコスプレサミットや大道芸など“芸どころ”としての人気イベントもいっぱい!若者たちのポップカルチャーを発信する拠点となれば、名古屋駅周辺エリアに更なる活気が生まれそうですね。※高速バスや観光バスが集まる交通広場としての機能も再整備される予定です。
※名古屋市ホームページ『名古屋駅西側駅前広場(リニア開業時の姿)のデザイン計画』より引用。
リニア中央新幹線『名古屋』駅の入口も現地すぐそば
ところで、気になるのは2027年の開業を目指して進行中の『リニア中央新幹線』の工事について(※1)。
▲リニア中央新幹線の『名古屋』駅は、南北に走る東海道新幹線とクロスする形で、名古屋駅の東側と西側に入口が設けられる予定になっています。※名古屋市ホームページ『リニア駅周辺街区の面的整備について』より。
現在のところ、具体的に「どのあたりに出入口ができるのか?」については公表されていませんが、名古屋駅から【ザ・パークハウス 名古屋】へ向かう途中でこんな工事看板を見つけました。
▲看板には「中央新幹線名古屋駅新設工事を行っています」と明示されています。
▲その工事が行われていたのは、ちょうど『大名古屋ビルヂング』の北側。
▲工事街区はかなり巨大で、名駅3丁目の北側一帯に林立していた雑居ビルは、すでに多くが取り壊され、工事柵で囲われていました(知らないうちにこんなに進んでいたんですね!)。
『大名古屋ビルヂング』の北側付近に出入口が新設されることになれば、現在の新幹線改札よりも距離が近くなるため【ザ・パークハウス 名古屋】からの出張・旅行移動もますます便利になりそうです。
▲こちらは夜の風景。左側の緑色に見える部分が『中央新幹線名古屋駅』の工事現場です。
※JPタワー名古屋/KITTE名古屋・・・現地より約850m/徒歩11分(2022年2月撮影)
いかがでしたか?『スーパーターミナル』を目指して着々と再開発進行中の名古屋駅前エリア。今後のさらなるエリア発展の可能性と共に、名古屋駅徒歩圏の住まいの「資産価値ののびしろ」についても大きな期待を感じずにはいられません。【ザ・パークハウス 名古屋】はいよいよ最終期分譲。この好機に“名古屋駅徒歩圏の暮らし”を検討してみてはいかがでしょうか?

住宅ライター
福岡由美
住宅ライター・住宅ローンアドバイザー・ファイナンシャルプランニング技能士 /取材歴20年以上の専門家として住宅情報誌やサイトへレポートを寄稿、セミナー講師等も務める。ラジオレポーター・構成作家としても活動中。