三郷駅からの交通アクセスを検証! ~東川口乗換・南北線編 (飯田橋行き)

「ザ・パークハウス 三郷」の最寄駅・三郷からの交通アクセス検証。
今回は第4弾、武蔵野線から南北線へ乗り換えの利便性を検証。飯田橋が目的地です。
ルートは、東川口で乗り換えて、埼玉高速鉄道(東京メトロ南北線)に乗車。約1時間の通勤です。
平日朝の通勤時間帯に、実際に電車に乗って、乗り換えのしやすさや混雑具合、所要時間などをレポートします。
ちなみにこれまでに検証した3パターンのアクセス検証は、動画でも見られます。
・つくばエクスプレス経由・秋葉原乗換編
・新松戸乗換・千代田線編 (大手町行き)
・武蔵浦和乗換・埼京線編 (新宿行き)
ぜひ参考にしてみてくださいね。
(上の写真:地下鉄飯田橋駅 b2a出口)
こちらの記事をまとめると……
■飯田橋、永田町(赤坂見附)、麻布十番などを通る南北線。三郷駅から乗り換え1回でアクセス
■実際に乗車して検証! 7時台の武蔵野線の混雑は、つり革が半分埋まる程度で余裕あり
■東川口での乗り換えは3分程度。南北線の混雑率は低く、最も混んだ区間でも体が軽く触れる程度
飯田橋、永田町(赤坂見附)、麻布十番などを通る南北線。三郷駅から乗り換え1回でアクセス
まず、三郷から飯田橋へのルートを路線図で確認。
▲首都圏の概略路線図。
三郷から武蔵野線で東川口へ、東川口で埼玉高速鉄道に乗り換えます。
東川口で乗り換える埼玉高速鉄道は、すべての電車が東京メトロ南北線に乗り入れています。
つまり、三郷からは乗り換え1回で南北線沿線に行けるということですね。
では埼玉高速鉄道(南北線)が具体的にどの駅を通っているかというと…
王子や駒込、複数路線が通りオフィス街でもある飯田橋や市ヶ谷、四ツ谷、永田町(赤坂見附)、溜池山王(国会議事堂前)などを通ります。
また、通勤だけでなく、お出かけにも使いやすいのが南北線の良いところ。
神楽坂にも近い飯田橋や、麻布十番や白金台といったグルメスポット、「東京ドームシティ」のある後楽園といった駅が沿線にあります。
▲画像1枚目:老舗の和食店から話題のスイーツ店、創業90年の居酒屋などが集まる麻布十番。
画像2枚目:ヒーローショーなどでお馴染みの「東京ドームシティ」のある後楽園駅も、南北線沿線です。
(画像1枚目:麻布十番商店街/画像2枚目:後楽園駅)
実際に乗車して検証! 7時台の武蔵野線の混雑は、つり革が半分埋まる程度で余裕あり
では、実際の通勤はどうか、検証してみます。
9時始業を想定、三郷から飯田橋へのルートや所要時間を検索してみたところ、7:24発の武蔵野線に乗車するのが良さそうでした。
乗り換えも含めてちょうど60分。
乗り換え時間が3分とちょっとタイトな気がしますが、実際はどうか、チェックしてみます。
三郷駅7:24発の電車に間に合うように、7:18にマンションのエントランス前を出発。
▲画像1枚目:平日朝7時台のマンション建設地。
ここから160mほど歩いて右に曲がると、もう駅前ロータリーです。
画像2枚目:発車予定時刻の6分前に出発しました。
▲三郷駅の南口に到着。マンション建設地から改札前までは、歩いて2分48秒でした。
(三郷駅 物件より約260m)
三郷駅は1Fが改札、エスカレーターを上がって2Fが駅のホームです。
ちょうど朝のピークタイムでしたが、ホームではひとつの乗車口につき2~5名ほどが待っている状態で、比較的空いていました。
▲画像1枚目:府中本町行きのホーム。
画像2枚目:マンション建設地からホームまでは3分31秒。(近い!)
発車時刻の5分前くらいにマンションを出れば充分間に合いそうですね。
(画像1枚目・2枚目:三郷駅 物件より約260m)
予定どおり、7:24発の府中本町行きに乗車。
東川口で乗り換えがしやすい6両目に乗ります。
▲画像1枚目:7:24に電車が到着。
画像2枚目:三郷で乗車した時点での車内は、座席は埋まり、つり革は5個置きに1つ埋まっているくらい。かなり余裕がありました。
(画像1枚目・2枚目:三郷駅 物件より約260m)
東川口までは6駅・18分の乗車です。
途中、新三郷や吉川美南などで徐々に人は増えますが、最も混んだと感じた吉川~南越谷の区間でも、つり革が1個置きに埋まるくらい。
ドア前にいても、近くの人と体が触れない程度でした。
東川口での乗り換えは3分程度。南北線の混雑率は低く、最も混んだ区間でも体が軽く触れる程度
乗り換え案内どおり、7:42に東川口に到着。
乗り換える人がかなり多く、ホームはやや混雑します。
▲乗り換え時の東川口駅のホーム。
人は多いですが、押されてしまうとか、混雑しすぎて歩きづらい、といったことはありませんでした。
(東川口駅)
東川口での乗り換えは、地上2Fにある武蔵野線のホーム → 1Fの改札を出て、地上を移動 → 地下1Fへ下りて、埼玉高速鉄道の改札を入る → 地下2Fのホームへ、というルート。
▲武蔵野線のホームから、階段・エスカレーターを下りるとすぐ改札。こちらを出ます。
(東川口駅 ※検証時とは別時間帯に撮影)
▲JRの改札(写真左側)を出て、埼玉高速鉄道(写真右側)の駅へ。
地上を移動しますが、屋根付きの通路なので雨の日でも濡れることはなさそう。
(東川口駅 ※検証時とは別時間帯に撮影)
▲画像1枚目:80mほどの地下通路を進みます。通路の途中には焼き立てパンを販売するコンビニも。
画像2枚目:埼玉高速鉄道の改札。2001年に開業した新しい路線のため、近代的でキレイな駅です。
(画像1枚目・2枚目:東川口駅 ※検証時とは別時間帯に撮影)
▲画像1枚目:改札を通って1フロア下りるとホームです。
画像2枚目:武蔵野線のホームから埼玉高速鉄道のホームまで、移動にかかった時間は2分28秒(ちょっと速足)でした。
(画像1枚目・2枚目:東川口駅 ※検証時とは別時間帯に撮影)
実感として東川口での乗り換えは、改札や通路を通りつつ「3フロア分下りていくだけ」なので、エスカレーターを使わなくてもサクサクと乗り換えられると感じました。
▲検証時の東川口のホーム。ホームはそこそこ混んでいて、ひとつの乗車口に10人くらいが並んでいました。
(東川口駅)
私がホームに着いたのとほぼ同時くらいに、乗る予定の電車が到着。
途中、ちょっと速足で移動してこれくらいの時間だったので、余裕を持ちたい場合は、電車1本分、時間に余裕を見ておくと安心かもしれません。
東川口から飯田橋までは39分の乗車です。
▲路線図。
ちなみに、埼玉高速鉄道と南北線は元々相互乗り入れを実施していましたが、2023年3月からさらに相鉄本線と相鉄いずみ野線へも乗り入れることとなり、海老名や湘南台行きの電車も発着するようになりました。
ちなみに、埼玉高速鉄道(南北線)の電車の本数はどれくらいかというと……
▲東川口駅の時刻表。
赤羽岩淵方面(南北線方面)は、平日朝7時台が最も多く、1時間に14本(3~5分に1本の割合)。
すべて南北線に乗り入れています。
南北線の混雑具合はというと、東川口で乗車した時点では、座席はすべて埋まり、つり革が5個置きに1つ埋まっているくらいで余裕がありました。
途中で少しずつ人が増え、王子に着くころにはつり革が1つ置きに埋まるくらいに。ただ体が触れるようなことはなく、立っていても、本を読んだり、スマホを横に持ってゲームをしている人がいるくらいでした。
山手線と接続している駒込からはさらに少し混み、ドア前にいると、近くの人と体が軽く触れる程度。
ただ私は東川口から乗っていて、車内の奥の方にいたので、「つり革が1個置きに埋まっているくらい」という状況は変わらず。
時間帯としては混雑のピークだったと思いますが、ドア前にいても、乗り降りの時にギュッと押されたり、乗り切れないというような場面はありませんでした。
南北線は、東西線や日比谷線、都営三田線、つくばエクスプレスなどよりも混雑率が低く(※1)、「空いている」とまではいえないものの、比較的楽に通勤できる路線なのではないかと思います。
さて、飯田橋に着いたのは8:26。
▲予定より2分ほど遅く、8:26に飯田橋着。
特に事故などのトラブルはなかったため、通常時の誤差といったところでしょう。乗車時間は41分間でした。
(東京メトロ南北線 飯田橋駅)
南北線から出やすいB2a出口(神楽坂下交差点の近く)を出たのは、8:28でした。
▲飯田橋駅の出口を出たところ。
JRでいうと、2021年にオープンした「エキュートエディション飯田橋」がある西口側が、南北線に近いです。
(地下鉄飯田橋駅 b2a出口)
マンションを出発してから1時間10分で、飯田橋駅の出口まで来られたことになりますね。
今回の検証のポイントを整理すると……
・ マンション建設地から三郷駅のホームまでは3分31秒
・ 武蔵野線、南北線とも混雑度合いは低く、最も混んだ区間でも体が軽く触れる程度
・ 東川口での乗り換え移動は3分程度。改札や通路を通りつつ、3フロア分下りていくだけ
・ マンションを出発してから1時間10分で、飯田橋駅の出口に到着
・ 埼玉高速鉄道が乗り入れている南北線は、お出かけにも便利
加えて今回印象的だったのは、埼玉高速鉄道(2001年開業)も、南北線(1991年開業)も、比較的新しい路線のため、駅やホームがキレイで、ホームドアやバリアフリー設備などが整っていたこと。
また、埼玉高速鉄道は、駅構内や駅前でお祭りなどのイベントなどを開催することが多く、ゴールデンウィークには南鳩ヶ谷駅や鳩ケ谷駅で子ども向けのイベントが行われた様子。
毎年10月には東川口駅のひとつ隣、浦和美園駅で、車両基地見学会や縁日などのイベントも行われています。
家族でのお出かけにも利用できそうな路線だと思います。
※1:国土交通省報道発表資料 三大都市圏の平均混雑率(2021年度)より、東京メトロ東西線 木場→門前仲町128%、東京メトロ日比谷線 三ノ輪→入谷127%、都営三田線 西巣鴨→巣鴨131%、つくばエクスプレス 青井→北千住123%、東京メトロ南北線 駒込→本駒込121%

住宅ライター
熊谷実津希
「知りたいことは、現場に行って調べる!」がモットーの住宅・不動産専門ライター。二児の母にして分譲マンション購入経験あり。美味しいお店を発見する眼力にも自信あり!?