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住宅ライターの「ザ・パークハウス 三郷」取材レポート

熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

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2023年02月17日

モデルルームを取材しました③ ~大型収納が充実!空間効率も良い収納

今回は「ザ・パークハウス 三郷」のモデルルームレポート第3弾、収納に着目してみたいと思います。

これまでの「共用部・上質感あるハーフモデル」のレポートと、「3LDKのフルモデルルーム)」のレポートでは、空間を広く感じるように設計されているポイントなどを見てきました。
加えて、収納スペースも大型のものが複数作られており、収納の中も空間を無駄なく使う工夫がされていることで、より空間を無駄なく使えるようになっているようです。

それでは、大型収納の中身や、引き出しの中まで、実用的な使用シーンをイメージしつつチェックしていきます。

こちらの記事をまとめると……

ふたつのウォークインクローゼットや大型収納、物入など。 「大きな収納スペース」が充実

まずはモデルルームにもなっている3LDKの「Dタイプ」を例に、1住戸にどれくらいの収納スペースが確保されているか見てみましょう。


▲Dタイプ(71.92㎡)の間取り図。モデルルームはメニュープランが採用されていて、ウォークインクローゼットがひとつ減るなど若干異なっていますが、基本的な間取りは同じです。

 

間取り図をパッと見て思うのは、収納スペースがかなり豊富なこと。
ふたつのウォークインクローゼットやリビングの大型収納など、面積の広い収納が複数設けられています。

こちらはモデルルームの洋室1のウォークインクローゼット。
広さは約1.1畳です。


▲ハンガーパイプがL字型に設置されていて収納力充分なウォークインクローゼット。
スーツケースや羽毛布団なども入れておけそうです。
上部の枕棚と天井との間もゆとりがあるため、型崩れさせたくないバッグを専門店のようにディスプレイすることも可能。
モデルルームでは全面ハンガーを掛けていますが、コートなどの長い洋服やシワにしたくないシャツはハンガーで、片方のスペースには引き出し収納を置くと収納力がぐんと上がりそう。

 

Dタイプ以外にも、B・C・E・Fタイプが、洋室2部屋にそれぞれウォークインクローゼットがある“ダブルウォークインクローゼット”のプラン。
家族に洋服をたくさん持っている人が多い方は、この点に着目してプラン選びをしてみても良いかもしれません。

 

また、リビング・ダイニングには0.8畳の大型収納と、掃除用具などを入れておくのに便利な物入が設置されています。

 
▲大型収納は床から天井までフリーの空間。ラックなどで自由にアレンジできます。
スノーボードやアウトドア用品のようにかなり場所を取る物や、クリスマスツリー、暖房器具などの季節品、家庭用フィットネス器具、ウォーターサーバーのボトルなども入れられそう。

 


▲こちらは物入。先ほどの、リビングの大型収納の隣にあります。
ヨコだけでなく、タテにも仕切られていて、スティック型掃除機やフロアモップなど長物を入れた場合もデッドスペースが生まれにくい仕様。
内側には充電に適したコンセントが2口、扉裏にはスリッパなどを掛けておける折り畳み式のラックも。無駄がないですね。

 

リビングにあるので、掃除用品の他、救急箱やアルバム、学校関連の書類、電化製品の取扱説明書などの収納場所としても活用できそうです。

 

では続いて、キッチンや洗面室などについても見ていきましょう。

キッチン …大きな鍋もスッキリ収まる引き出しや、床スレスレまで活用した引き出しも。収納の有効面積を広げる工夫

まずは、引き出しと開き収納について。
キッチンの収納は通常、「引き出し」か「開き収納(両開きの扉があるタイプ)」かですが、こちらでは両方が採用されています。


▲モデルルーム(Dタイプ)のキッチンです。
(写真右側の食器棚はオプションとのこと。デザインをあわせて作るのもいいですね)

 

引き出しは、コスト面では扉タイプよりも高くなるものの、立ったままでも物の出し入れができて、一目で奥まで見渡せる使いやすさから、最近の新築分譲マンションでは主流になってきています。
こちらのキッチンではもう一歩進んで、使い勝手や空間効率が考えられた引き出しが採用されています。

例えばガスコンロの下には、鍋などを入れておける大きめの引き出し。


▲コンロ下、カウンター下の引き出しは、深型の鍋やバスケットがスッキリ収まる大きめサイズ。
フライパンと大きな両手鍋が横に並べて入る幅と深さがあるので、日常で使うほとんどの鍋類がこのひとつの引き出しに収まりそうです。

 

カウンター直下の引き出しは浅型。
横幅はしっかりありますが深さがないので、物がごちゃごちゃと重ならず、何が入っているかパッと見渡せます。

 
▲画像1枚目:浅型の引き出しは、長さの異なる物がしまいやすい仕切り付き。
画像2枚目:シンクの脇には、調味料を汚さずにしまっておけるスパイスラックも。

 

加えて、床スレスレの位置にも3つの引き出しが配置されています。
こういった低い位置の収納は「巾木収納」とも呼ばれ、深さ10cm程度のものもありますが、こちらには500ml缶(高さ約16.7cm)が立てて入るそう。


▲缶や2Lペットボトルなどのストックに加えて、ホットプレートや土鍋(4~5人サイズで高さ16cmほど)などの収納場所としても重宝しそうです。

 

また、前回のレポートでも紹介しましたが、引き出しにはすべて、ゆっくりと閉まるソフトクローズ機能が採用されています。引き出しって中身が重くなると閉めるときに勢いが付いてしまいがちですが、この機能があると音や衝撃が軽減されます。
個人的には、仕様の良さを感じるポイントです。

 

一方、シンクの下だけは引き出しでなく、開き収納になっています。
配管のメンテナンスがしやすいという理由からだそうですが、実はスペースを有効に使うことを考えても、シンク下は開き収納の方が効率が良いんです。
(配管を避けた形の引き出しを作る必要があるため、若干空間効率が悪くなってしまう)


▲開き収納は高さがあるのも良い点。
一度開栓したオイルや料理酒などの瓶、漂白剤や洗剤の詰め替えボトルなど、寝かせづらい物はこちらに入れておくと良さそう。

 

続いて吊戸棚は、コンパクトながら小物の収納に適した工夫がされています。

ラップやキッチンペーパー用のラックが備わっていて、生活感が出がちな物を“隠して”収納できるのが個人的に好印象。

また、下部が開いているので、扉を閉めた状態でもロール式のキッチンペーパーが取り出せるようになっています。


▲通気性も良いので、キッチンペーパーの代わりに布巾を掛けたり、湿気を嫌う物の収納場所にも適しています。
地震の際に扉が勝手に開いてしまうのを防ぐ耐震ラッチも設置。

 

それから食器棚。
どちらかというと間取りの工夫ではありますが、冷蔵庫の隣に食器棚を置いた際“面”が揃うため、見た目が整った印象になって、空間がスッキリするんです。

 
▲画像1枚目:モデルルームには、オプションの食器棚が置かれています。
画像2枚目:Dタイプの間取り図の抜粋。冷蔵庫と食器棚のサイズにもよりますが、表面が一直線になるように考えられています。

 

リビングからも見える場所ですから、前回レポートした梁をなくす工法と合わせて、室内の開放感を高める良い工夫だと感じました。

洗面室…三面鏡裏収納に加えて、アレンジ可能な吊り下げ収納も。“浮かせる”収納が可能に

続いて洗面室をレポート。
狭い場所なので収納もさほど多くないように見えるのですが、無駄を生まない工夫で細かい部分にも物を入れられるようになっています。

ポイントは洗面化粧台の三面鏡裏。


▲モデルルームの洗面化粧台。
三面鏡がありますが、この裏が収納になっています。

 

洗面ボウルが片側に寄っていてカウンター部分が広く取られている点と、鏡の分かれ方にも注目。

カウンター部分はバスタオルや着替え、メイク道具などを置いておけそうな広さがあり、“ちょい置き”スペースとして活用できそう。

三面鏡は、一般的なものは中央が大きく、両サイドが小さい鏡になっていると思いますが、こちらは一番左が小さく、真ん中と右(カウンター側)がやや大きいという作り。
これは1人が洗面ボウルを使って、もう1人がカウンターの所に立ってメイクなどをする時、顔の部分で鏡が分かれないようにという配慮なのだそうです。結構嬉しい工夫ですね。


▲カウンター側の三面鏡下にはコンセントが2口。
シェーバーや電動歯ブラシなどの充電や、ドライヤーに使いやすく、水濡れも気になりにくい絶妙な位置です。

 

そして三面鏡を開けてみると……

 
▲思ったよりも広い収納スペース!
棚板の高さが変えられるほか、タオルが挟めるラックも付いています。
内側がダークカラーになっているのもステキですね。

 

三面鏡裏の収納は便利ですが、奥行きが浅く、洗面ボウル分、体と収納が離れるため、特に上部が使いづらいという特性もあります。
扉裏のタオルラックは、そんな上部の使いにくさを考え、下から出し入れができるよう作られたものなのだとか。

 

加えて、下部にはフックなどが吊り下げられるバーが設置されています。
これを活用すると“浮かせる”収納が可能になるので、水や汚れが溜まりにくく、お掃除もワンアクションで済みそう。

 
▲画像1枚目:市販のフック式の小物入れや歯ブラシラックなどが掛けられる吊り下げバー。(標準ではバーのみが設置されます)
画像2枚目:バーは、鏡を閉めると隠れるようになっています。

 

バーの高さは2段階で調節でき、三面鏡を閉めた状態でも使いたい物は長めに吊り下げると便利そう。
家族全員分の歯ブラシや洗面用品などが集まる場所なので、こんな風に自由度が高い方が、効率よく物を収納できそうですね。

 

三面鏡の下の白いパネルがホーロー製なのも良いと思いました。
水ハネや汚れが気になりにくく(下まで鏡だと歯磨き粉の汚れなどが目立ってしまうんですよね)、マグネットもくっつけられるんです。

 

洗面室には、バスタオルなどをしまっておけるリネン庫も別に設置されていて、水回りならではの特性や使い勝手がよく考えられていると感じました。

シューズボックス…靴以外の収納も考慮。棚板を外せば大物も入れられて、空間効率が良い

それから可変性がよく考えられていて、特に子育て中に使いやすそうだと思ったのが玄関のシューズボックスです。

実は玄関の収納のお悩みで意外と多いのが、「靴以外の物の収納場所」。
意外と場所を取るシューケア用品や傘、鍵、エコバッグなど、玄関に置いておきたい物は靴だけではないんですよね。
こちらのシューズボックスは、そんな細々した物のことまでよく考えられています。

 
▲画像1枚目:モデルルームのシューズボックス(左側)。棚板は一番下まですべて高さが自由に変えられます。
画像2枚目:右側は一部が扉のないオープンスペースになっていて、花や写真、子どもの作品などを飾っておけます。マスクや手袋など、出かける前にサッと持っていきたい物の置き場所にもできそう。

 

棚板がすべて外せるので、何枚か外して大きな空間を作り、畳んだベビーカーや小さめのスーツケースなどを入れておくこともできます。
特にベビーカーは使う時期が限られていますから、不要になったら靴を入れられるというのは効率のいい使い方!
子どもの靴ってちょうどベビーカーを卒業したあたりから増えていきますし、大人もそれくらいの時期からセレモニー用のドレスシューズが必要になったりしますから、理にかなった活用法だと個人的には思います。

 

また、棚板のうち1枚は、奥行きを半分に割れる仕様。
棚板を手前半分だけ外すことができて、ブーツや長靴と普通の靴を、同じ段に収納できるようになっています。


▲点線の部分で棚板を割ることができ、長いブーツを収納しても、奥に普通の靴が入れられます。

 

扉の裏にはフックに加えて、マグネットが付けられるボードも。


▲宅配便用の印鑑など、「玄関にあった方が便利」「基本的に宅配ボックスを利用するから不要」と人によって要・不要が分かれるものは、こんな風にマグネットで自由に置き場所が作れると便利ですね。

 

いかがでしたでしょうか?

容量だけでなく、適材適所の仕切りや、入れたいものによって自由度高くアレンジできる点など、配慮されているなと思いました。

71㎡台の間取りですが、トータルすると結構たくさんの物が収納できそうだなと思ったので、モデルルームに行かれる方は「家族の持ち物、あれをどこに入れる?」と想像しながらチェックしてみることをお勧めします。

※掲載の写真は掲載の写真はモデルルームDタイプ(メニュープラン2、カラーセレクト:Ecru Birch、11階想定)を2022年12月に撮影したもので、エアコン・造作家具・照明・装飾用小物等オプション(有償)も含まれます。家具・調度品等は販売価格に含まれません。
※掲載の間取り図は計画段階のもので変更になる場合があります。
熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

「知りたいことは、現場に行って調べる!」がモットーの住宅・不動産専門ライター。二児の母にして分譲マンション購入経験あり。美味しいお店を発見する眼力にも自信あり!?

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