湾岸テーマパークにデイキャンプ…と豊富!武蔵野線沿線のレジャースポットを調べました

乗り換え便利で都心のさまざまなビジネスエリアに行きやすい武蔵野線は、休日のレジャーにもかなり使える路線。
沿線には、湾岸の人気テーマパークや大規模公園、文化施設などが充実していて、電車1本でちょっと非日常感のあるレジャースポットに気軽に遊びに行けちゃうんです。
しかも、海辺のリゾート感が満喫できたり、森の中でデイキャンプが楽しめたり、ポップカルチャーの発信地だったりと、バリエーションがさまざま。
では早速、どんなレジャースポットがあるのか、詳しく紹介していきます。
(上の写真:葛西臨海公園)
こちらの記事をまとめると……
■武蔵野線沿線にはどんなレジャースポットがある? 舞浜の有名テーマパークや海辺の大規模公園、ショッピング施設などが目白押し!
■東京方面(ベイエリア) … 舞浜のテーマパークや葛西臨海公園など、都心にはないレジャー施設が集まります
■三郷周辺・府中本町方面 … 森の中でデイキャンプできる公園や、ところざわサクラタウンなど個性的な施設も
武蔵野線沿線にはどんなレジャースポットがある? 舞浜の有名テーマパークや海辺の大規模公園、ショッピング施設などが目白押し!
武蔵野線沿線で、主要なレジャースポットやショッピングスポットがある駅をチェックしてみました。
▲オレンジ色の観覧車マークはレジャースポットのある駅、緑色のショッピングカートマークは大規模ショッピングモールがある駅です。
ショッピングも、イオンタウンやららぽーと、レイクタウン、IKEA、コストコなどかなりの充実度なのですが、今回はレジャースポットを中心にレポートします。
武蔵野線が“レジャーに使える”理由のひとつが、新木場や舞浜、幕張といったベイエリアを通っていること。
舞浜の人気テーマパークや葛西臨海公園などがあるエリアですね。
もうひとつは、府中本町方面へ向かうと埼玉や多摩エリアにも行けるという点。
こちら側にも「ところざわさくらタウン」といった文化施設や、新座周辺での果物狩りなど、違った楽しみがあります。
上の路線図で色付けした駅のうち、三郷から一番遠い新木場へは乗車42分、反対方面の東所沢へは44分。
休日にふらりと遊びに行くのに疲れない、“ちょうどいい距離感”です。
東京方面(ベイエリア) … 舞浜のテーマパークや葛西臨海公園など、都心にはないレジャー施設が集まります
では、まずベイエリアからレポートしていきましょう。
【舞浜駅】 … 人気の大型テーマパーク
武蔵野線(京葉線)のレジャー施設というと、舞浜駅にある大きなテーマパークと、併設のショッピングモールを思い浮かべる方も多いでしょう。
さまざまなアトラクションやシーズンごとに変わるパレードを楽しみに全国各地からゲストが訪れる人気のテーマパークですが、三郷からなら乗り換えなし。
1日中遊んでクタクタになった帰り道も(笑)、電車1本で快適そうです。
▲三郷からは直通35分。
電車だと渋滞や駐車料金の心配がないのも良いですね。
(舞浜駅)
【葛西臨海公園駅】 … 葛西臨海公園
三郷から40分の葛西臨海公園駅にある「葛西臨海公園」も、わざわざお出かけしたいレジャースポット。
都立公園の中でもトップクラスの面積で、その広さはなんと東京ドーム16個分!(※1)
園内には見ごたえたっぷりの水族館・東京都葛西臨海水族園や、カヌーや水上遊具、ラフティング体験などで遊べるカヌー・スラロームセンターなどもあり、1回では足りないくらいの充実度。
広いだけでなく海辺の気持ちよさも感じられるので、私自身は片道1時間以上かけて(笑)時々子どもと遊びに行っています。
▲遠くからでも目立つ「ダイヤと花の大観覧車」がシンボルの葛西臨海公園。
観覧車のてっぺんからはレインボーブリッジや東京都庁、東京タワー、天気が良ければ富士山も見えるんですよ。
(葛西臨海公園)
10月から11月にかけてのこの時期は、紅葉や芝生、澄んだ広い空がキレイ。
春には観覧車の下に一面の花畑が広がります。
▲秋にはコスモス、冬にはスイセンなど、寒い時期も花が楽しめる広場も。
私が訪れた10月下旬の週末は江戸川区主催のSDGsイベントが開催されていて、芸能人登壇のトークショーやワークショップもあったようです。
(葛西臨海公園)
園内にはカフェや売店もありますが、週末はキッチンカーや屋台が出ることも。
▲焼きとうもろこしや焼きそば、フルーツ飴などの屋台が並んでお祭りみたい!
青空の下で飲む生ビールは格別でした(笑)
(画像1枚目・2枚目:葛西臨海公園)
橋で繋がっている「葛西海浜公園」まで行くと、海辺で遊ぶこともできちゃいます。
▲波打ち際で裸足になって遊んだり、釣りや海水浴(夏期限定)もできる「葛西海浜公園」。
昼間も気持ち良いですが、夕暮れ時もまた風情ある景色が眺められますよ。
(葛西海浜公園)
【海浜幕張駅】 … 幕張メッセ、イオンモール幕張新都心、三井アウトレットパーク幕張、ZOZOマリンスタジアム
三郷から35分の海浜幕張は、レジャーやショッピング、グルメ、スポーツも楽しめる街。
子育て中にちょくちょくお世話になるのが「幕張メッセ」。
よく展示会などが行われるコンベンション施設というイメージがありますが、「プラレール博」や「ギガ恐竜展」、ゲーム・アニメのお祭り「次世代ワールドホビーフェア」といったキッズ向けの大規模イベントが開催される会場でもあるんです。
90年代に“20万人ライブ”が開催されたり、毎年恒例の年越しロックフェス「カウントダウン・ジャパン」などライブ会場として使われることも。
▲東京・名古屋・大阪・福岡といった数都市を回って開催されるような大規模キッズ系イベントは、東京会場がここ「幕張メッセ」ということも多く、関東各地からたくさんのファミリーが訪れます。
電車1本、30分ちょっとで行けるなんて羨ましい!(笑)
(幕張メッセ)
海浜幕張エリアには他にも、全国のイオンモールの中で最大の面積があり、職業体験型テーマパーク「カンドゥー」や屋内アスレチック「トンデミ幕張」なども入る「イオンモール幕張新都心」や、「三井アウトレットパーク」といったレジャー、ショッピング施設があります。
「ホテルニューオータニ幕張」や「ホテル ザ・マンハッタン」といった高級感のあるホテルでランチやディナーを楽しんだりも。
また、プロ野球チーム「千葉ロッテマリーンズ」の本拠地で、夏季のナイターでは花火も楽しめる「ZOZOマリンスタジアム」や、日本サッカー協会(JFA)が運営するトレーニング拠点「JFA夢フィールド」など、スポーツに親しめる施設もあります。
「JFA夢フィールド」は一般の方も利用でき、サッカー・フットサルの練習だけでなく、公園のように散策をしたり、併設されている温浴施設(キレイなスーパー銭湯のような施設です)でくつろぐこともできますよ。
ひとつひとつの建物の規模が大きくて、海沿いの街ならではの開放感がステキです。
【新木場駅】 … 夢の島公園
続いて紹介するのは、新木場駅の近くにある「夢の島公園」。
夢の島というと、ゴミ処理場のイメージがある方も多いと思いますが、それは昭和40年代までのこと。今は緑豊かでキレイな大規模公園に生まれ変わっています。
▲都内の幼稚園、保育園や小学校の遠足の定番スポットでもあります。
陸上競技場や野球場などのスポーツ施設が大部分を占めているのですが、木々に囲まれた起伏の少ない通路はお散歩やジョギングにもってこい。ピクニックも楽しそうです。
(夢の島公園)
「へぇ、こんなことができるんだ!」とちょっと意外だったのは、隣接する海にマリーナがあって、ぷかぷか浮かぶヨットを眺めながらバーベキューができること。
▲マリーナに面したバーベキュー広場。港町のような風景ですね。
バーベキュー広場は事前予約をすれば誰でも無料で利用できますが、道具も食材も用意してもらえる有料の手ぶらBBQプランもあるようです。
(夢の島公園)
また、珍しい熱帯植物が見られる「夢の島熱帯植物館」や、プールやサウナ、宿泊施設のある「BumB(ぶんぶ)東京スポーツ文化館」といった施設も。
▲熱帯植物園では、アレンジメントフラワーの教室や子ども向けのイベントも開催されています。
「BumB」はサウナが「リーズナブルで混雑していない」と穴場的人気だそうで、仕事帰りに“サ活”に訪れる方もいるのだとか。
(画像1枚目:夢の島熱帯植物館/画像2枚目:BumB東京スポーツ文化館)
三郷周辺・府中本町方面 … 森の中でデイキャンプできる公園や、ところざわサクラタウンなど個性的な施設も
森や湖、自然に触れられるレジャースポットもあります。
その中から、「ここは一度行ってみてほしい!」と思った施設をピックアップして紹介しますね。
【新八柱(しんやはしら)駅】 … 21世紀の森と広場
小さな子どもから大人まで楽しく過ごせそうだと思ったのは、新八柱駅の近くにある「21世紀の森と広場」。
松戸市にある、昔から森林だったこの場所の自然を最大限に活かしたという“自然尊重型”の公園です。
▲すぐ向こうに松戸の市街地が広がっているとは思えないくらい自然豊か。
10月下旬は紅葉が始まっていて、観光名所に来たような非日常感と清々しさがありました。
(21世紀の森と広場)
池や、芝生の広場、お散歩できる遊歩道……と、設備自体は一般的な公園と大きく変わらないのですが、起伏がある地形とこんもりと茂った樹木のおかげか、秩父や筑波の山だとか尾瀬のあたりを歩いているような感覚が味わえるんです。
バーベキューやデイキャンプができるエリアもあって、本格的なキャンプの前の練習やソロキャンプを気軽に楽しめる場所として人気なのだとか。
▲デイキャンプができる「木もれ陽の森」エリア。
私が訪れたのは平日でしたが、テントを張ったり、焚火をしている人が何組かいました。
有給を取ってふらっとソロキャンプを楽しむのにもちょうど良さそう。公園内なので安心感もありますね。
(21世紀の森と広場)
大型の遊具で遊べる広場もあり、子連れも大満足できそうです。
▲この10月にできたばかりという高さ10mのローラー滑り台や、砂山や竪穴式住居を模した複合遊具など、ちょっと珍しい遊具がたくさん!
よちよち歩きの子どもは小さな遊具、小学生になったらローラー滑り台やアスレチックと、年齢によって“遊び分け”できそうなのも良いなと思いました。
(画像1枚目・2枚目:21世紀の森と広場)
【東所沢駅】 … ところざわサクラタウン
【新座(にいざ)駅】 … いちご狩り、ぶどう狩り
他にも、東所沢駅にあるアニメ・ゲームなどポップカルチャーの発信拠点「ところざわサクラタウン」や、新座駅から徒歩やバスで行けるいちご狩り・ぶどう狩り農園など、お出かけ先の選択肢はさまざま。
▲「ところざわさくらタウン」。
高さ約8mの本棚に映されるプロジェクションマッピングが話題の「角川武蔵野ミュージアム」をはじめ、ミュージアムと同じく建築家・隈研吾がデザイン監修した「武蔵野坐令和神社」、ホテル、ショップなどが集まります。
角川のマンガ・ラノベ好きなら一度は訪れたい複合文化施設。
(ところざわサクラタウン)
▲新座駅周辺には、「いちごさんぽ園」「いちごのパラム」(収穫時期:冬季~春季)、「岸ぶどう園」(収穫時期:夏季~初秋)といった、果物狩りができる施設が複数あります。
※収穫時期は生育状況等により変更する場合があります。
府中本町まで足を延ばせば、見学・試飲可のサントリーのビール工場(要予約)や、東京五社のひとつで、こちらに参拝すると東京や埼玉など武蔵の国にあたる地域すべての神社に参拝したことになる“総社”「大國魂神社」などもあり、大人が楽しめるスポットも。
首都圏の西から東まで、都心部の外側をぐるっとまわる武蔵野線だからこそ、行ける場所も豊富なんですね。
ファミリーはもちろん、年齢を重ねても楽しくお出かけできそうだなと思います。
※表示の電車所要分数は、通勤時の分数を表示しています。目的駅へ通勤時(7:30~9:00着)、日中時(11:00~16:00着)にて最短のものを算出しています。乗り換え・待ち時間含みます。所要時間は時間帯・運行状況により異なります。ジョルダン調べ(2022年10月現在)。
※1:葛西臨海公園の面積778,597.49㎡を、東京ドームの建築面積46,755㎡を1個分として換算。都立公園としては第2位の広さ。(1位は葛飾区・水元公園の966,814.23㎡)

住宅ライター
熊谷実津希
「知りたいことは、現場に行って調べる!」がモットーの住宅・不動産専門ライター。二児の母にして分譲マンション購入経験あり。美味しいお店を発見する眼力にも自信あり!?