松戸駅から徒歩6分の建設地を見てきました。通りから一歩入った、静かな住宅街立地

住宅ライターの熊谷です。
こちらのサイト「そのうち」で、三菱地所レジデンスの新築分譲マンション「ザ・パークハウス 松戸」について、第三者目線でレポートします。
松戸といえば、千葉県で千葉市・船橋市・市川市に次ぐ人口第4位の市。
東京23区の葛飾区に隣接して都内へ通勤する人も多く、松戸駅周辺には複数の大型商業施設があるなど賑やかで、買い物や飲食には事欠かない街です。
その駅から徒歩6分の場所がマンション建設地ということで、賑やかな環境をイメージしがちですが、実際に足を運ぶと印象が異なっていました。
第1回目の今回は、そんな建設地の様子を調査します。
(上の写真:「ザ・パークハウス 松戸」現地を撮影)
こちらの記事をまとめると……
■現地は商業エリアから一歩離れた住宅街。敷地は3方が道路に面して開放感あり
■住戸からの視線の抜けや開放感をチェック。南西向き・南東向きいずれも見晴らしが良さそう
■騒音計測では、「静かな室内」に該当。住宅街らしい静かな環境
現地は商業エリアから一歩離れた住宅街。敷地は3方が道路に面して開放感あり
まず現地の場所を地図で見てみましょう。
マンションの建設地は、松戸駅の西口から徒歩6分。
駅前の賑やかな商業ゾーンは、おおむね県道・流山街道のあたりまでで、建設地周辺は住宅中心の街並みです。
マンションへ向かう徒歩ルートでもある松ノ木通りは、流山街道ほどではありませんが、地域の人の車通りや人通りが適度にある道。
その道から一歩入ったところが建設地です。
よく住宅の広告などで「賑やかな場所から一歩入った立地」と表現されることがありますが、そんなイメージの場所のよう。
便利な駅前で帰り道に買い物をして、自宅に帰れば静かな環境というのはメリットといえそうです。
駅ビルのアトレや大型スーパーのダイエー、キテミテマツド内には地元で人気の食品スーパー「ロピア」、商店街やドラッグストアも複数と、商業ゾーンには生活必需品が買える店舗が充実しています。
では、建設地を調査していきます。
▲画像1枚目:松ノ木通りから建設地を見たところ。人通り・車通りの多い道から一歩奥まっています。
画像2枚目:先程の通りから入ってすぐ、こちらが建設地です。
(画像1枚目:現地周辺 マンション現地より約40m)
まず注目したのは、敷地の3方向が道路に囲まれているという条件。(3方道路といいます)
道路に面している部分が多いと、その分開放感や日当たりが得られやすいというメリットがあります。
次に、敷地面積が1,800㎡超(※1)と、広さのある敷地であること。
100戸を超えるような規模のマンションは敷地も広く、大通りに面していることが多いのですが、この規模感で、こういった“一歩入った”場所は良い条件だと思います。
そんな建設地を写真で見てみると……
▲マンション公式サイトの敷地配置イラストを引用。赤色の矢印の方向から撮影しました。
【撮影ポイント①】
▲画像1枚目:先ほどと同じ写真。通りから入ったところ、敷地の角の部分です。
2枚目が公式サイトから引用した完成イメージ、1枚目の写真と同じアングルです。
ここにエントランスができるようです。
駅から帰宅してマンションに着いたこの場所から見えるエントランスには、シンボルツリーなどの緑が入るそう。
接している道路は2方とも、住宅街の生活道路です。
【撮影ポイント②】
▲南西側の様子。写真右手が建設地です。
こちらにも緑の樹木が入るほか、車から家族を先に降ろす際などに便利な車寄せができるようです。
通りを挟んだ向かい側は、手前が分譲マンション、その向こうは月極駐車場でした。
ちなみに、上の写真で奥に見えている赤と白の鉄塔は、高圧線ではなくNTTの電波塔のよう。
マンションの南西側の視界正面からは、位置がずれているようです。
【撮影ポイント③】
▲敷地の北西側。左手の白い仮囲いがマンションです。
こちら側にもグリーンと、駐車場の出入口ができるようです。
周辺は一戸建てや低層の集合住宅が中心。手前には飲食店も。
こちらのマンションは植栽にもこだわっているようで、エントランスのシンボルツリーや、道路に面する3方に様々な樹種の樹木や照明などが入るようです。
私自身の住んでいる街にも、「住宅街の中に広い敷地の分譲マンションが完成したら、緑が増えて街の景観が変わった」という場所がありますが、こういうことができるのも道路に面する面が多い敷地のメリットのひとつといえるでしょう。
住戸からの視線の抜けや開放感をチェック。南西向き・南東向きいずれも見晴らしが良さそう
では、「住んでみるとどんな環境なのか」、「住戸の窓からはどんな景色が見えるか」等をチェックしたいと思います。
改めて先ほどの敷地配置図を見ると、南西向きと南東向きに建物が配置されるようです。
まずは南西側から。一戸建てと、4階建て住宅が隣接しています。
【撮影ポイント④・⑤(建設地方向)】
▲敷地南西側には、一戸建てと4階建ての集合住宅が建っています。
こちら側、実際にこの場所に立ってみるとかなりの開放感があることが分かります。
このふたつの建物を越えると、その先は1~2階建ての住宅や駐車場が続きます。低層の建物ばかりのため、視線の抜けが得られそうな条件です。
【撮影ポイント⑤(建設地と反対方向)】
▲先ほどの、隣接している住宅の先、南西方向の景色です。
およそ90m先に小さく見えているマンションまで低層の建物が続いています。
マンションからの景色は開放感がありそうです。
(現地周辺 マンションエントランスより約60m)
南西側の棟は、手前の住宅よりも上の階は、かなり先の方まで開放感ある眺めになるのではないでしょうか。
続いて、南東側。
こちら側は道路に面しており、道路を挟んで向かいには7階建ての分譲マンションと月極駐車場があります。
【撮影ポイント⑥】
向かいは広めの駐車場で、マンション敷地から駐車場の先の建物まではおよそ25m。
(約25mは、おおよそ4車線道路の道幅ほどです)
マンションの方も敷地いっぱいに建つのではなく、グリーンや車寄せができる分、奥に建物が建てられるため、「住戸内から向かいの白い建物まで」の距離は結構空くことになりそうです。
【撮影ポイント⑦】
▲写真右手がマンション建設地。
左側手前に写っているクリーム色のマンションは、建設地に対して正面を向いておらず、斜めに建っています。
平面駐車場の奥の白い建物は、4階建ての立体パーキング。(近くにあるダイエーの提携駐車場のようです)
それを越えると川が流れているため、4~5階以上の住戸ではかなり視界が開けるのではと思います。
【撮影ポイント⑧】
▲写真左手が、駐車場の向こうに建っている立体パーキング。
川向こうは戸建てほど低い建物ではないですが、上層階からの視界は十分開けるでしょう。
(現地周辺 現地より約80m)
騒音計測では、「静かな室内」に該当。住宅街らしい静かな環境
先ほどから「静かな環境」とお伝えしてきましたが、建設地の周りを歩いた実感としても「本当に静か」だと感じました。
時折歩行者や自転車、タクシーが通る程度で、車もほとんど通らないため、大通りのような車の音が気になることもありませんでした。
試しにスマートフォンの騒音計アプリで計測したところ、建設地の前は43~56dBほど。「図書館」や「静かなオフィス」に該当する値だそうです。
▲アプリでの計測はあくまで簡易的なものですので、参考程度に。
測定値は43~56dBで、「通常の室内の会話」レベルと表示されています。
計測したのはマンションの建設工事が行われていない日曜日でした。
(敷地南東側の道路にて撮影)
いかがでしたでしょうか。
私自身は松戸駅周辺の様子を知っていたため、建設地を地図で見て「繁華街からは離れているな」と思ってはいましたが、実際訪れてみると想像していたよりも静かで開放感がある立地でした。
音については時間や感覚による違いもありますので、気になる方は実際に建設地で確認してみると住環境がイメージしやすいと思います。
※掲載の敷地配置イラストは計画段階の図面や植栽計画を基に作成されたもので、実際とは異なります。
※1:敷地面積は1,892.03㎡(売買対象面積)

住宅ライター
熊谷実津希
「知りたいことは、現場に行って調べる!」がモットーの住宅・不動産専門ライター。二児の母にして分譲マンション購入経験あり。美味しいお店を発見する眼力にも自信あり!?