住宅ライターのザ・パークハウス 横浜港南台取材レポート

神奈川県横浜市

山頂からは富士山も! 気軽にハイキングに挑戦できる「上郷市民の森」に行ってきました

「ザ・パークハウス 横浜港南台」が建設されている港南台は、1960年代ごろから宅地開発が進み、団地をはじめとした住宅地として発展してきました。

このエリアが住宅地として支持される理由は、東京都内や横浜へのスムーズな交通アクセス。もうひとつは、周辺の緑豊かな住環境が理由です。

港南台にある団地には、ひばり団地やめじろ団地など、鳥の名前がついています。
また以前のレポートでご紹介した駅前の商業施設「港南台バーズ」の名称も鳥にちなんでいる(Birds=鳥たち)ようで、なんだか自然との身近さがうかがえますね。

そんな港南台には、港南台中央公園など大きめの公園もいくつかあるのですが、今回は駅から少し離れた場所にも「自然いっぱいの気持ちのいいスポットがある」と聞き、マンションから1.7kmほどの距離にあるお隣栄区の「上郷(かみごう)市民の森」へ行ってきました。

こちらの記事をまとめると……

森林浴でリフレッシュ! 「上郷市民の森」で気軽にハイキングに挑戦

港南台駅から直線距離で、1.6kmほど南。

「ザ・パークハウス 横浜港南台」からは約1.7kmほどの道のり。丘を越えて行くと、こんもりと小高い山が見えてきます。
それが「上郷市民の森」です。

住宅街の中にある小さな森で、山に登ると広場があり、キレイな景色や気持ち良い風、あじさいなど季節の草花を楽しめます。

子どもの頃にあこがれた、ドラえもんの裏山みたいな場所、といった感じでしょうか。
特別なアクティビティがあるわけではありませんが、自然を楽しみながら体力づくりやリフレッシュができるスポットです。

 


▲上郷市民の森の広さは5haほど。「東京ドーム1個分」より少し大きいくらいです。

 

元気が取り柄の筆者ですが、最近は少し運動不足。
「そんな私でも果たして登れるのか?」と不安を抱えながら、上郷市民の森 山頂の「清兵衛広場」を目指しハイキングスタート。

 


▲森の中は階段と遊歩道が整備されていて、とても歩きやすいです。一部傾斜が急な箇所もありますが、危険を感じるような場所はありませんでした。


▲緑が鮮やかで美しく、気持ちがいい!何度も深呼吸をしてしまいました。
樹種もさまざまで、モミジやクヌギなどの落葉樹もたくさんあります。秋になるときっと紅葉がきれいでしょうね。

 

ふと足元に目を向けると、普段は見過ごしてしまうような小さな草花が。



▲小さな野花が、可愛らしく咲いています。そんな気づきも癒しの時間です。
皆さんは、この花たちの名前、全部わかりますでしょうか?


▲鳥や虫、ドングリなど、子どもと一緒に探しながら歩くのも楽しそうですね。


▲なんと、ハイキングの途中でリスを見かけました!こんな嬉しい遭遇があるかも。

歩いて数分で山頂の「清兵衛広場」に到着! 快晴の日には富士山が見られる展望スポット

こうして遊歩道を歩くこと数分。あっという間に山頂に到着です。

森に入る前は登れるか不安でしたが、写真を撮りながらゆっくり歩いても、山頂まで10分程度で登ることができました。

 


▲狭い小道を進み、山頂まで上りきると、目の前がパーッと開け「清兵衛広場」が現れます。


▲ところどころにテーブルやベンチが置かれ、東屋もありました。きれいに整備されているので、レジャーシートを広げ、お弁当持参でピクニックするのにもピッタリです。

 

そして何と言っても「清兵衛広場」の見どころは、展望台からの景色!


▲展望台からは、快晴の日に富士山を望むこともできます。
西側が開けているので、夕日もきれいなのだとか。
季節によっては、富士山の頂上に夕日が沈む「ダイヤモンド富士」が見られることもあるそうです。


▲雲がなければこの辺りに富士山が見えるようです。
この日は残念ながら富士山は見られませんでしたが、それでもとても見晴らしがよく、気持ちのいい景色でした。

 

急傾斜の階段を上りますが、それほど段数がないので、子どもと一緒でも無理なく頂上まで登ることができると思います。

この日も山頂には年配の男性がお散歩に来られていました。
聞くと、健康のために週に数回訪れるお散歩コースなのだとか。「そんな人も多いよ」と教えてくださったおじさま。地元の方に愛されている森なのですね。

ふもとのいたち川沿いには、四季の自然を楽しめる「あじさい園」や「つつじ園」も

上郷市民の森のふもとには「いたち川」が流れ、川沿いにはあじさい園が整備されています。



▲訪れたのは6月上旬。ちょうどあじさいが見ごろを迎えていました。


▲あじさい園を抜けると、つつじ園もあります。4~5月ごろには、美しいつつじを楽しむことができそうです。

あじさいやつつじ、梅など、季節ごとの花を愛でながらゆったりと散策するのもいいですね。

 

栄区を流れるいたち川は、区のシンボリックな川。



▲上郷市民の森の1kmほど東にある「瀬上市民の森」はいたち川の上流にあたるのですが、ホタルが舞うことでも知られる場所です。
上郷市民の森では「生きものの水辺」をつくり、ホタルが飛来することを目標に整備しているのだとか。

歩いていると、要所要所に立て看板があり、まちの人たちの手によって整備が進められていることがわかります。
それだけ多くの人たちに愛され、また守られているのだと感じました。

 

いかがでしたか?

今回は港南台から身近な「上郷市民の森」を訪れ、自然を満喫しました。

木々や野の花を愛でながらのハイキングは、なんだかとても贅沢でリラックスできる時間。四季折々に違った景色を見せてくれる「上郷市民の森」は、季節ごとに訪れたい癒しのスポットになりそうですね。

「市民の森」は、横浜市独自の緑地を保存する制度で、山林所有者の方々の協力を得て、緑を守り育てるとともに市民の憩いの場として利用するというもの。
令和6年4月現在、市内47ヶ所が「市民の森」に指定されています。

マンションからほど近いエリアには、「上郷市民の森」をはじめ、他にも「瀬上市民の森」「鍛冶ケ谷市民の森」「金沢市民の森」など多くの市民の森があり、ホタルが舞う森や、歴史ロマンあふれる森、竹林が美しい森など、それぞれ違った魅力に触れられます。

自然が身近な環境は、忙しい毎日に癒しのひとときを与えてくれそうです。

※掲載写真はすべて2024年6月撮影。
※距離は現地からの地図上の概算です。徒歩分数は80 m=1分として算出し、端数は切り上げています。
林 景子

住宅ライター
林 景子

テレビやラジオのレポーター経験から取材好きに。
現在は、住宅のほか、子育てなどに関するライターとしても活動中。
自宅の壁や家具・小物などに自ら手を加えるなど、DIYが得意。

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