子育て環境を調査! 指定通学校「港南台第二小学校」までの通学路を歩いてみました
マンションの購入を検討する際は、間取りや価格、生活利便性などをチェックするほか、家族の暮らしをイメージしながら検討することも大切ですよね。
たとえば子育て中や、将来子どもを持つことを考えている方であれば、お子さんが通うことになる小学校への距離などもチェックしておきたいところ。
そこで今回は、「ザ・パークハウス 横浜港南台」の指定通学校である「横浜市立港南台第二小学校」までの通学路を実際に歩いてレポートしたいと思います。
(上の写真:横浜市立港南台第二小学校南門 約360m ※ひばり団地敷地内を通った場合の距離)
こちらの記事をまとめると……
まずは地図でルートを確認。小学校へは「港南台ひばり団地」敷地内を通って通学できます
まずは「ザ・パークハウス 横浜港南台」と「港南台第二小学校」の位置関係を確認しましょう。
▲マンション公式HPから引用した画像を加工しました。
港南台第二小学校はマンションの南西に位置。公式ホームページでは約450mの距離と案内されています。近い場所にありますね!
小学校へ通うには、マンションの北か東側の道路を通るのかと思ったのですが、じつは「ザ・パークハウス 横浜港南台」の居住者は、間にある「港南台ひばり団地」の敷地を通って行き来できるんだそう。
公道を通ると約450mですが、それよりもショートカットできます。
▲こちらは航空写真。マンションと港南台第二小学校の間には「港南台ひばり団地」があることがわかります。
「ザ・パークハウス 横浜港南台」と「港南台ひばり団地」は、建築基準法の規定に基づく「一団地認定」を取得しており、お互いの敷地内を徒歩にて通行できることになっています(※1)。
(ただし将来的に、港南台ひばり団地が取り壊しや建て替えになった場合、協議によって一団地認定が解除になり、通行できなくなる可能性があるとのこと。)
▲画像はマンション公式HPから引用。
マンションの敷地内西側には「こまどりの庭」と名付けられた交流スペースが設けられ、ここから「港南台ひばり団地」へ行き来できるようになります。
▲「こまどりの庭」完成予想CG。明るく開放的な気持ちのいい空間となりそうですね。
▲港南台ひばり団地の案内図看板に加筆。
★印のあたりが「こまどりの庭」の出入り口で、矢印のように港南台ひばり団地の12号棟と13号棟の間を通り、小学校へ向かいます。
▲港南台ひばり団地の敷地内には、このような看板が随所に立てられていました。
敷地の外周には駐車場が設けられていますが、内部は緊急車両以外、通行できません。車の往来のない道を通学することができるのは安心感がありますね。
小学校まで約170m! 通学路は車の通らない道路。安心して登下校できそう
では、実際に通学路を歩いてみましょう。
港南台第二小学校は、地域班の集団登下校ではなく「個別登下校」(※2)なんだそうです。
▲ひばり団地側から見た「こまどりの庭」の出入り口になる場所です。マンションの建設が進んでいることもわかりますね。
▲「こまどりの庭」を背にして港南台ひばり団地の方を見た景色。車の通らない12号棟と13号棟の間の道をまっすぐ進みます。
▲まっすぐ進むのは約100m。最初の約80mはほぼフラットで、残りの約20mは緩やかな上り坂になっています。
▲小学校は左側ですが、右手には広場があります。団地の敷地内には、こういった住民の皆さんがくつろげる空間がいくつかあり、ベンチなどもたくさんありました。
▲左に進み、港南台ひばり団地の敷地を出て一般道へ。
このポールを抜けた先から一般の道ですが、小学校の南端まで約140mの区間は歩行者専用道路なので、車は通行しません。
▲先程のポールから40mほど進めば、「港南台第二小学校」に到着!
マンション出口のこまどりの庭からゆっくり歩いても、3分ほどでした。
(上の写真:横浜市立港南台第二小学校 約170m ※ひばり団地敷地内を通った場合の距離)
全部で21棟もある港南台ひばり団地ですから、多くの方が住んでいらっしゃるようで、また団地内や小学校周辺の一部は歩行者専用道路ということもあり、常に歩行者が行き交っているのがとてもいいなと思いました。
距離が近いこと、また車が通らず、なおかつ人目のある通学路というのは、お子さんを安心して通学させることができそうですね。
▲もうひとつ、実際に通学路を歩いてみて、私が「いいな」と感じたのは、団地内に緑が多いこと。
木々の名前が記されているプレートがあって、身近な生活の中で自然に親しむことができ、木々の名前を覚える学びの場にもなりそうです。
地域で登下校中の子どもを見守る「港南ひまわり83運動」
横浜市港南区では、誰にでもできる子どもを見守る運動を地域で行っています。その名も「港南ひまわり83(ハチサン)運動」。
▲「港南ひまわり83運動」とは、小学生が登下校をする午前8時頃と午後3時頃に、買い物やお散歩、花の水やりや家の周りの掃除など、地域の方たちが積極的に外に出て、子どもたちの姿を見かけたらあたたかく見守ったり、あいさつをしてみたりしようという取り組み。
日常生活の中で地域の方々が子どもたちを無理なく見守りながら、まちの治安向上にもつながる「港南ひまわり83運動」。
いつか子どもたちが大きくなったときに、自然に声掛けや見守りができる大人になってくれたら……という想いが込められているんだそうです。
きっと見守ってくれる方々と子どもたちが、元気にあいさつをする姿も見られるのでしょうね。
いかがでしたか?
小学校までの距離で気になるのは「距離」と「安全性」ですが、こちらのマンションの場合は、小学校まで約170m、車が通らない私道+歩行者専用道路と安心できる材料が多そうだと感じました。
実際に歩いてみたところ、大人の足でゆっくり歩いても徒歩3分ほど。
これくらいの距離なら、低学年の子どもが重いランドセルを背負っていても、元気に通学できそうですね。
※2:4月の1週間、夏季休業後の3日間、冬季休業後の3日間のみ「地域班登下校」。
※掲載の現地写真は2024年10月に撮影したものです。
※距離は現地からの地図上の概算です。徒歩分数は80m=1分として算出し、端数は切り上げています。
※完成予想CGは、計画段階の図面を基に描き起こしたもので、実際とは異なります。
住宅ライター
林 景子
テレビやラジオのレポーター経験から取材好きに。
現在は、住宅のほか、子育てなどに関するライターとしても活動中。
自宅の壁や家具・小物などに自ら手を加えるなど、DIYが得意。