住宅ライターのザ・パークハウス 横浜港南台取材レポート

神奈川県横浜市

使いやすさにこだわった「EYE’S PLUS」。モデルルームで水回り設備をチェックしました

みなさんはモデルルームを見学する際、重点的にチェックするポイントはありますか?

構造や収納量などチェックポイントは様々ですが、筆者が特に気になるのは、やはりキッチンをはじめとした水まわり設備。
忙しい毎日の中で、効率よく快適に家事をこなすことができて、自分自身や家族との時間も大切にできたら、それが理想ですよね。

今回は「ザ・パークハウス 横浜港南台」のモデルルームを見学!
キッチンを中心とした水まわりの使い勝手をチェックしていきます。

こちらの記事をまとめると……

レジデンスギャラリーを訪問!三菱地所レジデンスが取り組む「EYE'S PLUS(アイズプラス)」とは?

来春完成予定の「ザ・パークハウス 横浜港南台」。

現在はレジデンスギャラリーにて、建物の外観模型やモデルルームなどを、完全予約制で見学することができます。

 


▲「ザ・パークハウス 横浜港南台」公式サイトから地図を引用。

 


▲レジデンスギャラリーは、JR「港南台」駅から南へ約550m・徒歩7分、「港南台駅入口」交差点角の建物内にあります。

 


▲見学できるお部屋は、専有面積73.16㎡・O1タイプのモデルルーム。

事前にホームページを見てから見学に行ったのですが、モデルルームで実際の生活をイメージしてチェックしてみると、事前にはわからなかった「ここ使いやすそうだなー」という工夫ポイントをいろいろと見つけました。

そのなかでも今回、特におもしろかったのが、三菱地所レジデンスが取り組んでいる「EYE’S PLUS」。

アイズプラスは、これまでたくさんのマンションを供給してきた実績から、ザ・パークハウス居住者の方や購入を検討している方の声を集め、そこにプロの視点を加えて、より使いやすく住宅設備を改良する仕組みなのだとか。

ザ・パークハウスのマンション独自の工夫ということで、どういったものなのか注目しながら、水回り設備を紹介していきましょう。

適材適所の収納や食洗機の配置にまで配慮した、片づけやすい広々キッチン

まずはキッチンスペースを見ていきましょう。

 


▲広くて使いやすそうなキッチン!
左側の天板がフラットでオープンになっているため、リビングスペースとの一体感があって開放的。作業スペースもたくさんありそうですね。

(背面の食器棚はオプションで、こちらも設置するとさらに収納が増えます。とはいえ、基本のスペースだけでも、結構な収納量がありそうです。)

アイズプラスの工夫として、広々としたキッチンスペースは、夫婦や親子など「並んで使えるキッチン」をコンセプトに設計されているのだそう。

二人で作業してもお互いに邪魔にならないよう、写真向かって右側が調理スペース、左側が洗いものスペース(どちらにも使う水栓は真ん中)にゾーニングされています。

 

そして私がいいなと思ったのが、食洗機の位置。

 


▲予洗いしてから食洗機に入れても床に水滴が落ちないよう、シンクと食洗機が重なるように配置されています。食器の移動は最小限に。

筆者も自宅で食洗機を使用しますが、床に落ちる水滴を日々ストレスに感じていました。
ちょっとしたことですが、確かに「食洗機の位置を工夫すれば解消される!」と目からうろこ。

ちなみに、シンク外側(左側)の天板スペースも、通常より広くしているのだとか。
食洗機から取り出した食器や、食べた後のお皿の「ちょい置き」に使うためで、洗い物動線を考えてのことなのだそうです。

シンクの上に置いて使用する水切りバスケットは「EYE’S PLUS キッチン ヒロガル」という三菱地所レジデンスオリジナルのキッチンアイテム。

 

 
▲その名のとおり、作業スペースをシンクの上にまで広げられるアイテムです。

食材を切ったりする作業を「水栓やシンクと連動して」できるところが便利で、まずは1枚目の写真のように「食材を洗う水切りトレイとして」使用、次に2枚目の写真のように、まな板と保存容器をセットすれば「切った食材をそのまま容器に」入れられます。

また、キッチンの天板と段差が無いように作られているため、まな板を渡してもガタつかず置くことができます。

カットする食材ごとに包丁やまな板をさっと洗ったり、皮をシンクに捨てて(最後にディスポーザで処理できます)、カットした食材は容器に入れて……という作業がスムーズにできそう。
地味ですが、結構時間短縮になりそうです。

 

続いては、気になるキッチン収納。

キッチンには、食料品や調理器具、カトラリーや調味料、ラップ類、台所洗剤などたくさんのアイテムを収納する必要がありますよね。

手際よく調理や片づけをするために、必要な場所に必要なものを収納できる工夫がされていました。

 

 
▲画像1枚目:おたまやフライ返しなどは、中央上段の浅めの引き出しに。「浅くて、横に長い」おかげで入れやすそうです。
画像2枚目:コンロの脇には、調理中に取り出しやすいスパイスラック。調味料をスッキリ収納できるので、コンロ周りがごちゃごちゃしません。

 


▲コンロと調理スペースの下、中段には、たっぷり容量の引き出し収納が2つ。

35cm以上としっかり高さのある引き出しで、ボウルを重ねたり、深い鍋をスムーズに出し入れしたりすることができるほか、フライパンを立てて収納することも可能です。
これだけ大容量であれば、米びつや調理家電などいろいろ入れられそうですね。

 


▲一番下の引き出しは、飲料水や缶詰、ホットプレートなど、重いものを収納するのにおすすめ。
こちらも浅いように見えて、500ml缶を立てて収納できる高さがあります。

 


▲シンク下だけは、引き出しではなく観音開きの扉。
観音開きのほうが、浄水器カートリッジの交換などのメンテナンスがしやすいためなのだそう。
食器用洗剤や油のボトルなど、高さのあるものはここに収納するのがよさそうですね。

 

 
▲意外と置き場に困るキッチンペーパーは、吊り戸棚に専用ホルダーが取り付けられています。
扉を閉めればキッチンペーパーは見えないようになっていて、閉めたまま1枚ずつカットすることも可能。

ラップ類のほか、置き場に困るまな板やオーブンの鉄板なども立てて収納することができます。下部があみ棚になっていて通気性がいいため、洗ったあと乾ききる前に置けるのも楽そう。
網にS字フックなどを引っかければ、おたまや布巾を仮置きすることもできますね。

ほしい場所にほしい分だけ収納があるのは、とても使いやすく片づけやすそうです。

ユニークな発想で使いやすさアップ!収納豊富&お掃除しやすい洗面室

続いては洗面室をチェックします。

こちらも、「2人で同時に使う」ことを想定した工夫がされているのだそう。

 

 
▲一般的に「洗面スペースの中央」にあるボウルが「片側」に寄っていて、ボウルの横に広い作業スペースが。顔を洗う人・歯を磨く人と、二人並んで身支度を整えることができます。
朝の洗面室渋滞が緩和されそう。

面白いのは「鏡割り」で、こちらも洗面ボウルの前に立った人の顔に鏡の境目がこないよう、3枚の大きさを変えているのだとか。

 


▲カウンターと洗面ボウルが一体型で、見た目もスッキリ。継ぎ目がないので、掃除がしやすそうです。
右側のちょい置きスペースも、洗い物の時などに使えそう。

三面鏡の裏は小物が収納できるようになっているのですが、その下にもちょっとユニークな工夫がありました。

 


▲三面鏡の下にはバーがついていて、布巾やスポンジなどを引っかけておけます。
扉を閉めれば外からは布巾やスポンジが見えにくいよう、少し鏡を長めにしているのだとか。
生活感が出にくいのは嬉しいですね。

 


▲「EYE’S PLUS センメン カケレル」は、ここに別の金具を連結して、コップや歯ブラシなどの小物を収納できる専用の補助金物。
また、電動歯ブラシやシェーバーなどの充電に使いやすいコンセントは、三面鏡のすぐ下にも。(コンセントは、こことあわせて左側に2か所あります。)
扉を閉めれば外からは見えません。ここにも生活感を出さない工夫がありました。

 


▲奥行きが浅い洗面鏡裏収納を有効活用するため、扉裏にワイヤーストッカーを取りつけ、ハンドタオルの収納スペースにできるよう工夫されています。
タオル掛けのすぐそばに取り換えるタオルがストックでき、扉を開けると手前にタオルホルダーが出てくるので取り出しやすい。面白い発想ですね。

 


▲洗面台下もたっぷり収納。ソフトクローズ機能付きのスライド収納は、浅いものと深いものの2種類。
上の浅い引き出しにはドライヤーや歯ブラシのストックなど、下の深い引き出しには洗濯かごや洗剤などを置いておけます。

 

 
▲洗面ボウル下の扉収納は下部が床と繋がっています。これは珍しい!
イスを入れて洗面台を化粧台として使用することもできるように、という工夫なのだとか。
掃除もしやすくていいですね。

内部の棚は高さが変えられるようになっているので、カゴや体重計など、収納したいものに合わせてカスタマイズできます。

 

 
▲画像1枚目:洗面台だけでも結構な収納量がありますね!
画像2枚目:洗面室にはリネン庫もあるので、タオルはもちろん、シャンプーや洗剤などのストックもたっぷり収納可能です。

洗面室はどうしても髪の毛などが落ちやすく、水垢や歯磨き粉などの汚れもつきやすい場所。
お掃除がしやすくキレイを保てる工夫は、毎日のちょっとしたストレスを減らしてくれそうだなと思いました。

 

いかがでしたか?

使ってみなければ気づかない、ちょっとした不便さの解決に注目したEYE’S PLUS。
それぞれちょっとした工夫ですが、積み重なると日常の快適やストレス解消につながっていくのだと思いました。

興味のある方は、ぜひモデルルームでご自身の目で確認してみてくださいね。

※掲載写真はすべて2024年7月撮影。
※掲載の写真は、モデルルーム(O1タイプ・メニュープラン1・カラーセレクト:Powder Oak)を撮影したもので、キッチン・洗面化粧台はタイプによって形状・使い勝手等が異なります。また、エアコン・造作家具・照明・装飾用小物等オプション(有償)も含まれます。家具・調度品等は販売価格に含まれません。
林 景子

住宅ライター
林 景子

テレビやラジオのレポーター経験から取材好きに。
現在は、住宅のほか、子育てなどに関するライターとしても活動中。
自宅の壁や家具・小物などに自ら手を加えるなど、DIYが得意。

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