大人も子どもも緑の中でリラックス。芝生が気持ち良い公園「きたみふれあい広場」をレポート

今回は、「プレイスコート喜多見」から徒歩8分(約590m)の「きたみふれあい広場」をレポートします。
およそ38,800m2の面積がある広々とした公園です。
小田急線の電車車庫の上に造られているというちょっと珍しい公園なのですが、野川緑道が隣接していることもあり、大人も子どもも気持ちよく過ごせそうな場所です。
こちらの公園についてまとめると……
・芝生の広場でのんびりできる、広々とした公園
・砂場や遊具、池などがあり、子どもの遊び場にもぴったり
・地上約10m、“電線よりも高い場所”で遊べる
・野川緑道と合わせて整備されているので、散策やジョギングも気持ちよさそう
芝生の広場でのんびり。花壇や藤棚など、四季折々の花もキレイです
「喜多見」駅の周辺では一番大きな公園、「きたみふれあい広場」。
遊びにきていた親子連れの方にお聞きしたところ、喜多見、狛江、成城周辺に住んでいるファミリーは皆さんこちらに遊びに来るというくらい、この辺りではメジャーなスポットなのだそうです。
園内にはよくお手入れされた芝生の広場があり、特に芝生が青々とする春から秋にかけての季節は、とても気持ち良く過ごせるとのこと。
▲「きたみふれあい広場」の案内図。
南北に長い形をした公園で、「多目的広場」や「ちびっこ広場」、「展望広場」など、いくつかのスペースが通路で繋がっています。
私が訪れたのはよく晴れた日だったこともあり、青い空と白い雲、木々の緑のコントラストがとってもキレイで、思わず深呼吸してしまったほど。
高い場所にある公園で周りに建物が見えないため、すぐそばに住宅街が広がっていることを忘れそうになります。
▲木に囲まれた「展望広場」。芝生の中にシロツメクサも咲いていました。
芝生もキレイなのですが、園内の花壇や藤棚、原っぱに咲いている花も見ごたえがありました。
▲北側の入り口の近くにある花壇。マリーゴールドやサルビアなど、色とりどりの花が咲いていました。
▲今は実が下がっている藤棚ですが、春には鮮やかな藤色の花が楽しめそうです。
原っぱには良い香りのするラベンダーやナデシコも。
公園の一角には「トンボ池」と名付けられた池もあり、小さいトンボが飛び回る姿も見られました。
ハスが咲いていたり鯉が泳いでいたりと、のどかでどことなく情緒もある池で、大人の散策にもぴったりだと思います。
▲錦鯉がゆったり泳ぐ「トンボ池」。
私が訪れたのは夕方近くだったのでハスは閉じ気味でしたが、朝には大きく花が開いた様子が見られそう。
らせん状のすべり台や砂場など、子どもが喜びそうな遊具もありました
こちらの公園がファミリーに人気の理由のひとつは、楽しい遊具があること。
いろいろな形のすべり台やうんていが組み合わさった複合型の遊具や、動物の形をしたスプリング遊具、砂場など、小さい子どもも喜びそうな遊び場が設けられています。
▲色づかいも可愛い複合型の遊具や、日陰のある砂場。
この日はかなり暑かったためか人影は少なめでしたが、いつもは近隣の保育園児なども遊びに来ることが多く、子どもたちで大賑わいだそうです。
それから、私が「これ、楽しそう!」と思ったのは、「多目的広場」のトンネル。
写真に撮るとちょっと地味なのですが(笑)小高い丘の真ん中にトンネルが通されていて、子どもの冒険心をくすぐりそう。
遊具ならあちこちの公園にありますが、こういうトンネルってちょっと珍しいので、良い思い出になりそうです。
地上10mの高さにある公園なので、凧あげОK。電車もちらっと見えるかも?
さて、先ほど「この公園は小田急線の電車車庫の上」にあると書きましたが、この場所だからこそ楽しめることがあります。
それは、公園の端から、ちらっと電車車庫の様子が見えること。高い場所にあるので、景色が良いこと。それから、電線を気にせずに遊べることです。
電車車庫と公園の位置関係は、外から見るとこんな風になっています。
▲「きたみふれあい広場」は柵と緑で覆われているのですが、緑の間から少しですが電車が見えることもあります。電車好きの子どもにはたまらないかも!?
車庫の上なので、実はかなりの高さに公園があり、地上約10m、ビルでいうと3~4階くらいの位置。
スロープを昇る途中で、野川や世田谷の住宅街が一望でき、爽やかな気分になりました。
▲スロープの途中から眺めた景色。
この日は野川に掛かる橋の上で、とあるドラマの撮影が行われていました。ドラマのロケ地に選ばれるような場所なんですね!
天気が良ければ、富士山やたくさんの山並みも見えることがあるのだとか。
また、公園自体が電線よりも高い場所にあり、引っかかるものがないため、「多目的広場」で凧あげができるんです。
管理事務所の方によると、お正月には凧あげをする親子連れがたくさんいらっしゃるそうです。
桜並木が見事な野川緑道と一体整備されています
「きたみふれあい広場」は、野川沿いの緑道と合わせて整備されており、緑道を散策する途中に立ち寄ることもできます。
野川緑道は、歩行者・自転車専用の遊歩道。
ジョギングやペットとの散歩を楽しむ人の姿もよく目にする、穏やかな雰囲気の緑道です。
▲野川緑道。写真の右手に流れているのが野川、左手の高台になっている場所が「きたみふれあい広場」です。
沿道には桜並木があり、春には桜の下を歩くことができます。
▲桜の時期の野川緑道。お花見気分でウォーキングやお散歩ができそうです。
▲私が訪れた7月には、桜が実をつけていました。こんな風に季節の変化を楽しめるって、なんだか素敵ですね。
「プレイスコート喜多見」から「きたみふれあい広場」へ行く場合は、公園の西側にある出入口を利用すると近いのですが、あえて「喜多見」駅側を経由して、野川緑道を歩いて行っても気持ちが良さそうだと思います。
▲「プレイスコート喜多見」と「きたみふれあい広場」の地図。
公園へのお散歩ついでに、「喜多見」駅前でショッピングをしても良さそうです。
さて、次回の記事では「プレイスコート喜多見」が建つ狛江市について調べてみたいと思います。
どうぞお楽しみに。
※表示距離は、現地からの地図上の概算です。

住宅ライター
熊谷実津希
住宅ライター。賃貸、分譲、中古も新築も、さまざまな住宅・不動産分野の記事を担当してきました。住宅最新トレンドや自分の足で調べた現場のことなど、自身の取材で得た情報を第三者目線で徹底的にレポートします。