• 分譲マンション
  • 埼玉県さいたま市緑区
  • NTT都市開発・川口土木建築工業

住宅ライターの「ウエリス浦和美園」取材レポート

熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

そのうちTOP > ウエリス浦和美園 > 住む人にとってのメリットは?土地区画整理事業「みそのウイングシティ」について調べました
2018年05月30日

住む人にとってのメリットは?土地区画整理事業「みそのウイングシティ」について調べました

「ウエリス浦和美園」は、さいたま市の副都心として整備が進められている「みそのウイングシティ」のエリア内に建つマンションです。

「みそのウイングシティ」とは、さいたま市内でも最大規模(※1)という土地区画整理事業のこと。
2001年に埼玉高速鉄道線「浦和美園」駅と「埼玉スタジアム2○○2」が開業したことを皮切りに都市化が進み、今もなお整備が進められています。

さいたま市では、「大宮」駅周辺と「浦和」駅周辺地区の2つの街を「都心」と位置づけ、この2つの街にはない都市機能の補充や商業・文化の充実、住宅の整備といった役割を担う4つの街を「副都心」としていますが(※2)、「浦和美園」駅の周辺や「ウエリス浦和美園」を含む地域(美園地区)は、その副都心のひとつです。

要は、「開発の規模が大きく、市内でも重要な場所として捉えられている、新しい街」ということのよう。

「副都心」「開発」「新しい街」って、なんだかカッコイイ感じがしますが、それって、住む人にとってはどんな影響があることなんでしょうか。

今回の記事では、そんな「みそのウイングシティ」について解説していきたいと思います。

まずは土地区画整理事業についてサクッと勉強。街はどう変わった?

「みそのウイングシティ」が整備された経緯を見ていくと、埼玉高速鉄道線が開業、アジア最大級(※3)のサッカースタジアム「埼玉スタジアム2○○2」ができたのが2001年、その後区画整理事業が本格化し、前回の記事でも紹介した「イオンモール浦和美園」がオープン、浦和美園のまちびらきが行われたのが2006年です。

 
▲「みそのウイングシティ」の核となっているのは、「浦和美園」駅と「埼玉スタジアム2○○2」の“2大インフラ”。
駅のそこかしこにサッカーをモチーフとした装飾などがあり、「サッカーの街!」という印象です。
「埼玉スタジアム2○○2」は、「東京2020オリンピック大会」のサッカーの試合会場にも選ばれていますね。

「浦和美園」駅は新しい駅だけあって、駅構内もキレイですし、エレベーターやエスカレーター、多目的トイレなどのバリアフリー設備が整っています。

 

2013年には都市計画道路浦和岩槻線、2014年には都市計画道路美園3号線が開通するなど、新しい道路も徐々に整備され、今のような整った街並みになったようです。

 
▲こちらが2013年に開通した都市計画道路浦和岩槻線。
沿道の建物も新しいものが多いんです。

 

「みそのウイングシティ」は、こういった「街をキレイにする」「新しい施設をどんどん作る」ようなことだけでなく、「水や緑などの自然環境と調和した街」「美しく安全で快適な住宅市街地」といった、元々この街にある豊かな自然を活かすことや、住宅地として整備していくことも構想に掲げています。


▲かつてこの辺りにはのどかな田園地帯が広がっていて、現在の「緑区の鳥」でもあるシラサギの姿がたくさん見られたそう。

ちなみに、「美園」の名前は1950年代に存在した「美園村」に由来しているのだとか。
当時の村民からの公募で決まった名前で、前身の3つの村が合併した「三(美)」と、緑豊かな地域特性を表した「園」を合わせて「美園」としたそうですよ。(※4)

電線の地中化や歩道の整備など、“住む”視点で見る、新しい街ならではのメリット

さて、そんな“新しい街”「みそのウイングシティ」ですが、 “住み心地”ってどうなんでしょうか。

私が「浦和美園」駅やマンションの周辺を歩いていてまず感じたのは、「空も道も広くて気持ちがいい!」ということなのですが、その理由のひとつとして挙げられるのが、「電線の地中化」です。


▲「浦和美園」駅やマンションの周辺、主要道路は、空に電線がないんです。
電線が地下を通っているからなのですが、電線が地中化されていると、景観がスッキリするだけでなく、台風などの災害で断線してしまう危険性が少ないこと、電柱もなくなるので道路の通行がしやすくなるといったメリットも。
新しく、計画的に整備された街ならではの特徴といえそう。

 

それから、「みそのウイングシティ」のエリア内にある建物は規模が大きく、敷地も比較的広いのですが、これは防災面でもメリットがあること。

老朽化した木造住宅が密集し、道路の幅が狭くて入り組んでいる場合、火災の場合は延焼の被害が大きくなりがちですが、広い敷地にゆとりをもって鉄筋コンクリート造の建物が建っているような場所では、延焼の危険度は低いといわれます。


▲「浦和美園」駅からマンションへの徒歩ルートを紹介した記事でも触れましたが、駅前だけでなく、マンションの周辺も歩道が広々としていて、歩きやすい道なんです。
歩道はインターロッキング舗装されていて段差が少なく、ベビーカーや車いすでも通行しやすそう。

建物と建物の距離も充分に取られていて、防災面でも安心できそうだと感じます。

 

道路にゴミや放置自転車がなく、清潔感があるのも好印象。
駅前でゴミ拾いをしていた方にお聞きしてみたところ、週に3回ほど、駅前の清掃作業をしているそうです。
ボランティア活動などではなく、市のお仕事として実施されているとのことで、行政が街の美観にも気を配っているんだなと思いました。

 

また、「みそのウイングシティ」では、2015年に行政や専門家、市民が共同で街づくりについて考える「アーバンデザインセンターみその」を設立。
「土地区画整理事業が完了したら、それで終わり」なのではなく、今もなお“公・民・学”が一体となって街のメンテナンス、サービス、デザインの向上やプロモーションなどの取り組みを行っているようです。

街はまだまだ発展中。マンションの周辺は、今後どう変わる?

「浦和美園」駅の東側や、「埼玉スタジアム2○○2」、「ウエリス浦和美園」を含むさいたま市緑区美園1~6丁目の土地区画整理事業(浦和東部第二特定土地区画整理事業)は2021年度に完了予定、「浦和美園」駅の西口周辺(浦和東部第一特定土地区画整理事業)は2026年度に事業完了予定となっていますが、さいたま市の公式サイトなどを見ると、道路や土地の整備自体は、ほぼ終わっている様子。

後は新しく建物が建ち、施設が整っていくのを待つばかりといったところです。

2017年3月に、スーパーの「ヤオコー」などが入る「ウニクス浦和美園」がオープン、この5月にもマンションのすぐ近くに「ファッションセンターしまむら」がオープンしましたが、これからも小学校や大学病院などの開設が予定されています。

 
▲美園地区の新設小学校が2019年4月の開校(※5)に向けて建設中。
大学病院の「順天堂大医学部付属病院」の建設も予定されています。

 

自分たちが住むマンションだけでなく、駅や道路、公園、通うことになる小学校や、身近にある商業施設、病院など、“街が丸ごと新しい”って、結構すごいことだと改めて感じました。

※掲載の写真はすべて2018年4月に撮影したものです。
※1:1974年以降のさいたま市内の土地区画整理事業において、『浦和東部第二地区』は最大施工面積。(出典:さいたま市HP 土地区画整理事業一覧)
※2:さいたま市「さいたま市のまちづくりについて(さいたま市総合振興計画の概要)」より。日進・宮原地区、武蔵浦和地区、美園地区、岩槻駅周辺地区の4つを副都心として位置づけ。
※3:埼玉スタジアム2◯◯2公式ホームページより
※4:さいたま市立美園中学校ホームページ「美園の歴史」より
※5:みそのウイングシティ パンフレット(さいたま市 都市局まちづくり推進部 浦和東部まちづくり事務所 発行日:2016年3月)及びさいたま市立小・中学校通学区域審議会 平成26年度第2回資料より
熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

住宅ライター。賃貸、分譲、中古も新築も、さまざまな住宅・不動産分野の記事を担当してきました。住宅最新トレンドや自分の足で調べた現場のことなど、自身の取材で得た情報を第三者目線で徹底的にレポートします。

PAGE TOP