• 分譲マンション
  • 東京都目黒区
  • 三菱地所レジデンス・トヨタホーム

住宅ライターの「ザ・パークハウス アーバンス 目黒平町」取材レポート

熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

そのうちTOP > ザ・パークハウス アーバンス 目黒平町 > 用途地域や目黒区の環七沿道地区計画など、住環境を左右する条件について調べました
2017年11月09日

用途地域や目黒区の環七沿道地区計画など、住環境を左右する条件について調べました

住まい選びの際に、“現在”の住環境をチェックする方は多いと思いますが、“将来”の姿についても考えておくとより安心です。
その際に参考になるのが、現地周辺の地区計画など。
その場所が行政によってどのように位置づけられているのか、将来的にどういった変化が起こり得るのか、といったことが分かるので、より満足度の高い住まい選びができるんです。

ということで今回は、「ザ・パークハウス アーバンス 目黒平町」が建つ場所について、目黒区の景観計画や用途地域、さらに環七沿道地区計画といった面から、チェックしてみたいと思います。

マンションが建つ場所の用途地域をおさらい。“住居系”の場所に建ちます

これまでの記事でも度々レポートしていますが、「ザ・パークハウス アーバンス 目黒平町」が建つのは、東急東横線「都立大学」駅から穏やかな住宅街を抜けた先の高台です。

 
▲2017年11月上旬に撮影した、「ザ・パークハウス アーバンス 目黒平町」周辺の街並み。
以前に「都立大学」駅からの徒歩ルートを紹介した際は日差しの強い夏でしたが、今は街路樹も少し色づいてきて、また違った印象です。

 

この場所を、目黒区のwebサイトで公開されている「目黒区地域地区図」で見てみましょう。


▲こちらの図で、最も濃い緑色になっている部分が「第一種低層住居専用地域」、オレンジ色は「第二種住居地域」です。
ペンで○印を付けた場所が「ザ・パークハウス アーバンス 目黒平町」が建つ場所。
ちょっと見えづらいかもしれませんが、マンションの敷地が「第一種低層住居専用地域」と「第二種住居地域」に分かれているんです。

 


▲敷地のどの部分で用途地域が分かれているのかは、現地に掲出されているこちらの配置図を見るとよく分かります。
マンションの建物は30mまでの建物が建てられる「第二種住居地域」、バルコニーの先は10mまでの建物しか建てられない「第一種低層住居専用地域」となっているんですね。

 

「用途地域」とは、都市計画法で定められている地域地区のひとつ。
穏やかな住宅街に突然パチンコ店ができてしまったり、低層の建物ばかりの場所に高層の商業ビルが建ってしまったりすることのないように、「ここからここまでは商業施設を建てていいけれど、ここからは住宅中心の地域になります」とか、「この場所にはこれくらいの高さまでの建物が建てられます」といったことを定めているものです。

 

「第一種低層住居専用地域」というのは、用途地域の中で最も制限が厳しいエリア。
低層住宅の良好な環境を守るための地域で、高さ10m(または12m)を超える建物や店舗、遊戯施設などは建てることができません(※1)

「ザ・パークハウス アーバンス 目黒平町」のバルコニー側(南西側)には、10mの高さ制限のある第一種低層住居専用地域が広がっているので、高層階からの見晴らしの条件が将来大きく変わってしまうということは、考えにくそうです。

バルコニーの反対側を走る環七通りには、建物の用途や景観の制限が設けられています

バルコニー側に低層の住宅街が広がっていて、気持ちのいい景観であることは以前のレポートでも紹介しましたが、今回はバルコニーの反対側を走っている道路、環七通り(都道318号環状七号線)についてチェックしてみます。


▲地上から現地が接している環七通りを撮影。
環七通りは大通りではありますが、現地付近は歩道も広く、街路樹もあるので、歩いていると緑が多い印象を受けます。

 


▲マンションの近くにある「平町歩道橋」の上から、環七通りを撮影してみました。
先ほどの「目黒区地域地区図」で見ても分かるのですが、この辺りの環七通り沿道は「第二種住居地域」となっていますから、道路沿いに建っているのはマンション(住宅)が多いんですね。

 

普段、車などで都内の環状線を走っていると、ビルの上に遠くからでも分かる派手な看板が掲げられているのが目に入ることもあり、「環七沿い」とか「環八沿い」なんていうと、そんな風景ばかりが続いているのでは……と思っていたのですが、この辺りを歩いていると、住宅中心の落ち着いた景観だったので、ちょっと意外でした。

 

実は同じ環七通り沿いでも、区によって景観(建物の用途・意匠)についての決まりって異なっているんです。
考えてみると、確かに同じ環七でも目黒区内(柿の木坂から洗足辺りまで)のエリアでは、主色に周辺の色彩にそぐわない極端な原色を使用した派手な外観の建物って見かけないんですよね。

というのも、目黒区の「環七沿道地区計画」では、沿道の建物等の「最低間口率」や「防音」「遮音」に加え、「用途」「敷地面積」「形態又は意匠」といった項目があり、沿道の良好な環境が維持できるよう制限が設けられているんです。(※1)


▲環七通りの沿道地区計画は、環七が通っている世田谷区、大田区、杉並区などでも策定されています。
他の区でもそれぞれ、「防音」や「遮音」、「最低高さ」などの項目で一定の決まりを設けていますが、目黒区や板橋区ではさらに建築物の「用途」「形態又は意匠」についての制限があります。

 

目黒区の「環七沿道地区計画」によると、区内の環七通りの沿道には

■敷地面積の最低限度は100㎡以上(※昭和63年1月11日現在100㎡未満の宅地には適用されない)
■建築物の外壁に色彩の極端な原色等は主として使用できない
■風俗営業・風俗関連営業を営む建築物は建築できない

といった制限がかけられています。(※2)

マンションのすぐ近くに、派手な外壁の建物が建ってしまったり、風俗関係の営業を目的とする建物が建ってしまうことは考えにくいんですね。

 

また、区内の約8割を住宅地が占める目黒区(※3)では区内全域に「目黒区景観計画」を定めていて、住宅地においては良好な環境を維持するため、建築物の絶対高さ制限や敷地面積の最低限度もかけられています。

 

現在の住環境や周辺の景観に加えて、こういった地区計画などもチェックしておくと、将来の住環境をイメージしやすいかもしれませんね。

 

さて、次回は「ザ・パークハウス アーバンス 目黒平町」の内廊下設計について考えてみたいと思います。
どうぞお楽しみに!

※掲載の写真はすべて2017年11月に撮影したものです。
※掲載の用途地域等都市計画の情報は、2017年11月現在のものです。用途地域・地区計画は見直される場合があります。
※1:第一種低層住居専用地域には、兼用住宅で、非住宅部分(用途制限あり)の床面積が、50㎡以下かつ建築物の延べ面積の1/2未満のものや、学校・診療所・保育所・老人ホーム等が建てられます。詳しくは目黒区HPをご覧ください。
※2:目黒区「環七沿道地区計画」より
※3:目黒区「目黒区景観計画 4章:景観形成基準を活用した景観誘導」より
熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

住宅ライター。賃貸、分譲、中古も新築も、さまざまな住宅・不動産分野の記事を担当してきました。住宅最新トレンドや自分の足で調べた現場のことなど、自身の取材で得た情報を第三者目線で徹底的にレポートします。

PAGE TOP