• 分譲マンション
  • 埼玉県さいたま市南区
  • 三菱地所レジデンス

住宅ライターの「ザ・パークハウス 南浦和フロント 」取材レポート

熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

そのうちTOP > ザ・パークハウス 南浦和フロント  > 都市計画で健全な環境が維持される、JR「南浦和」駅前
2017年10月31日

都市計画で健全な環境が維持される、JR「南浦和」駅前

前回の記事では主に江戸時代に浦和宿がおかれたことをきっかけに発展してきた浦和の歴史について触れましたが、今回はもう少し範囲を狭めて、南浦和エリアにフォーカスしていきたいと思います。

「ザ・パークハウス 南浦和フロント」が建つJR「南浦和」駅の西口側を歩いていると、駅前なのに緑が多く、落ち着いた環境だなぁと感じるのですが、それにはさいたま市の都市計画などの背景があったようです。
(写真:JR「南浦和」駅西口ロータリー)

JR京浜東北線・東北本線の線路の“西側”が注目される理由とは?

前回、浦和には古代からの歴史を持つ「調神社(現地より約1,470m)」や、江戸時代に中山道の宿場が置かれた「浦和宿本陣跡(現地より約2,690m)」があることを紹介しましたが、それらの名所や旧跡って、今のJR京浜東北線・JR東北本線の“西側”に集まっているんですよね。


▲浦和の歴史を物語る旧跡は、江戸時代に商業や行政の中心であった旧中山道を中心に点在しています。
また、地図の範囲外ですが、「埼玉県庁」や「さいたま市役所(浦和区役所)」といった行政機関に加え、「うらわ美術館」などの文化施設、「高砂小学校」や「岸中学校」、「浦和第一女子高等学校」などの教育施設も、線路の西側に位置しています。

 

一口に“浦和”といってもその範囲は広く、2001年に市町村合併がされてさいたま市となる前の旧浦和市は、現在浦和区、南区、桜区、緑区の4区に分かれています。
ちょうどJR京浜東北線・JR東北本線の線路あたりを中心に、東西に広がっているイメージです。

その中でも、古代の朝廷や江戸幕府との縁ある史跡が残っており、行政、教育、文化に関する施設がある場所というと、JR京浜東北線・JR東北本線の線路の西側になります。

 

「ザ・パークハウス 南浦和フロント」は、旧浦和市の範囲内で、かつ“線路の西側”である南区南本町に位置しているんですね。

昭和から平成に掛けて行われた区画整理事業で、南浦和が現在の姿に

さて、そんな南本町の交通の基点、JR京浜東北線・JR武蔵野線「南浦和」駅ですが、西口エリアが今のような整った姿になるまでには、30年近い年月を要した(※1)のだとか。

 
▲昭和37年(1962年)に着手された「浦和都市計画南浦和第二土地区画整理事業」。
途中、JR武蔵野線の開通もあって事業が長期化したそうですが、平成2年(1990年)に区画整理事業が完了。
換地処分などがすべて済んだのは平成9年(1997年)のことだそうです。
西口前には竣工を記念する石碑があり、「交通の要衝として躍動あふれる中にも、緑多く整然とした街として発展」している街と刻まれています。

 


▲また、昭和53年(1978年)には、県内の老舗百貨店「丸広百貨店(現地より約190m)」がオープン。
南浦和はデパートを中心とした商業エリアとして発展してきました。
「丸広百貨店 南浦和店」は、リニューアル後の今も“南浦和の顔”として、地域の暮らしを支えています。

マンションが建つ南本町2丁目地区は、都市計画で健全な環境が維持されています

この土地区画整理事業によって整った環境を維持、促進していくために、さいたま市では「南浦和駅西口地区地区計画」を策定し、JR「南浦和」駅の西口から約600mの範囲に建てられる建築物について、用途や面積の制限を設けています(※2)

一定以上の規模の工場や特定の遊興施設(キャバレーなど)の建築は制限されていて、現在の良好な環境が維持されやすいんです。

 

駅前というと、商業系の用途地域に指定されていることが多く、建物の高さや用途にほぼ制限がない(騒がしい商業施設も建てられる)こともありますが、「南浦和」駅周辺は、さいたま市都市計画マスタープランにおいて「生活商業地」に位置付けられている(※3)ことからも分かるとおり、商業エリアにありながら“暮らす”ことが考慮されているようです。

 
▲また、JR「南浦和」駅の周辺には、騒がしい遊興施設などがない代わりに、学習塾や予備校がたくさん集まっているという特徴があります。
「河合塾」「四谷学院」「早稲田アカデミー」「城南予備校」「TOMAS」といった大手予備校の教室があるのは、「浦和」駅ではなく、「南浦和」駅の方なんですね。(大手予備校では「東進ハイスクール」が「浦和」駅近くに教室を構えています)
こういった街に暮らすと、自然と教育意識も高まりそうです。

 

こうして歴史や現在の地区計画などを一通り見てみると、南浦和は、交通アクセス面や買い物便、駅前住環境の穏やかさ、落ちつきなどのバランスのいい街だな、と感じます。
「駅に近い場所に住みたいけれど、騒がしい商業施設がひしめく繁華街は避けたい」という方に、適した環境といえそうです。

※掲載の写真はすべて2017年10月に撮影したものです。
※掲載の距離は現地からの地図上の概算です。
※1:浦和都市計画南浦和第二土地区画整理事業竣工記念碑より
※2:さいたま市「南浦和駅西口地区地区計画」より
※3:さいたま市「さいたま市都市計画マスタープラン(平成26年4月)」より
熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

住宅ライター。賃貸、分譲、中古も新築も、さまざまな住宅・不動産分野の記事を担当してきました。住宅最新トレンドや自分の足で調べた現場のことなど、自身の取材で得た情報を第三者目線で徹底的にレポートします。

PAGE TOP