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住宅ライターの「ザ・パークハウス 花小金井フロント」取材レポート

熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

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2018年05月12日

「花小金井駅北口地区駅前再生プロジェクト」について、どんな街づくりが行われたのか調べました

「ザ・パークハウス 花小金井フロント」は、「花小金井駅北口駅前再生プロジェクト」エリア内に建つマンションです。
何でも、「花小金井駅北口駅前再生プロジェクトエリア(以降『再開発エリア』と呼びますね)」整備後、新築マンションが分譲されたのは、こちらの物件が初なのだとか。(※1)

確かに西武新宿線「花小金井」駅の北口を出てマンション方面へ向かうと、整備された街並みだな~と感じるのですが、具体的にはいつ頃、どのような街づくりが行われたのでしょうか。

今回の記事では、この再開発について調べてみたいと思います。

以前は私立高校があった場所。駅前から道路、公共施設などの建物が整備されました

再開発が行われたエリアは、「花小金井」駅の北口側から、西は小金井街道、北は青梅街道あたりまでのおよそ1.8haの範囲です。


▲地図で示すと、だいたいこの範囲。
マンション建設地を含む、現在「小平市役所東部出張所」や「花小金井図書館」、「東京都小平合同庁舎」、「いなげや 花小金井駅前店」、「西友 花小金井店」などがある一帯です。

 

2004年3月までは、現在「いなげや」や「小金井市役所東部出張所」があった辺りに、「拓殖大学第一高等学校(現在は武蔵野市へ移転)」がキャンパスを構えていました。
西武線沿線出身の私の同級生も何人か“拓大一高”に通学していましたが、彼らに現在の「花小金井」駅北口周辺を見た印象を聞いてみると、ずいぶんとキレイに様変わりしているので、びっくりしてしまったそうです。
「住めるものなら、ここに住みたい!」と言う友人もいましたよ(笑)

 
▲「小平市役所東部出張所」の傍らに、「拓殖大学第一高等学校誕生の地」のモニュメントがあります。
モニュメント隣のしだれ桜は、高校の構内にあったものを、記念樹として移植したものだそうですよ。

 

学校の移転により、広い用地の転用が可能となった訳ですが、そこで小平市とUR都市機構が一体となって、学校跡地だけでなく、駅前広場や都市計画道路の整備も進めることとなったのがこの再開発計画。

1963年の都市計画道路(3・4・16号)の計画決定から数えると、2006年の事業完了まで40年以上かけた再開発なのだそうです。(※2)

開発にあたっては、小平市民に道路景観についてのアンケートを実施したり、事業者と市民共同のワークショップで街のテーマカラー(ブルーベリー色、ケヤキ色、サクラ色の3色)を決めるなど、“市民の声”も活かされたのだとか。

そういったことも評価され、2007年に花小金井駅北口地区は、「第22回公共の色彩賞(主催:公共の色彩を考える会)」を受賞しています。(※3)


▲「花小金井」駅北口前にある「ツイストベンチ」。
ユニークな形のこちらのベンチには、花小金井に縁の深いブルーベリー(花小金井は、ブルーベリーが日本で初めて栽培・生産された場所なんですよ!)と、市の木であるケヤキ、周辺に桜の名所が多いことから採用されたサクラの3色が使用されています。

花咲く駅前広場や、歩道が整った道路など、気持ちよく歩ける街です

現在の「花小金井」駅北口駅前は、歩道の広いロータリーが整備され、再開発の際に複合的に整備された「オープンスペース(駅前広場)」と「商業施設(『いなげや』など)」、「公益施設(『小平市役所東部出張所』など)」があって、駅前なのに目線が遠くまで届く、ほのぼのした気持ちのいい街になっています。

 
▲駅前ロータリーの中心には、近隣の企業などが維持管理を行っている花壇があります。
桜の時期はしだれ桜、4月下旬には花壇の花が咲き、また違った雰囲気に。
再開発の際に、自然環境への配慮もテーマとして掲げられたそうです(※2)

 

 
▲こちらは「小平市役所東部出張所」の北側に設けられている「憩いの広場」。ベンチや芝生の広場があります。
道路と繋がった場所にこういった“ゆとり”があるのも、再開発エリアらしいところですね。

 

再開発エリア内は、道路も整備されています。
ほとんどの道路の歩道がインターロッキング舗装されていて、フラットで歩きやすいのが特徴。
雨の日に水たまりに悩まされたり、ハイヒールでは歩きにくい、なんてこともなさそうだと思います。

 
▲“駅前シンボルロード”として整備された(※2)という「小平市役所東部出張所」前の道路(小平都市計画道路3・4・16号)。
以前は道幅が約7~9mで、歩道と車道の間に何本もの電柱が立っていて少し歩きづらい道路だったようですが、現在は同じ片側1車線でも、約16m幅のある広々とした道路に。街路樹も良い雰囲気ですね。

電線が地中化され、スッキリした景観に。防災機能も向上しました

また、以前に「花小金井」駅からマンションまでの徒歩ルートを紹介した記事でも触れましたが、こちらの再開発エリアでは電線類が地中化されており、景観がスッキリとしているのも特徴的です。

電線が地中化されていると、強風や災害によって断線などの被害を受けることが少ないというメリットがあるほか、電柱もなくなるので、歩道の有効スペースが広くなる、地震の際に電柱が倒れてくる心配がないともいわれています。

 
▲「花小金井」駅からマンションへ向かう道路(市道第D-77号線)。
電線・電柱がないと、空が広く感じられます。

こちらの道路は、再開発計画のパンフレットに「緑を感じさせる快適な歩行者空間を意識した道路として拡張整備しました」とあり、以前は4m程度だった道路の幅も、再開発によって約9mとかなり広くなった模様。
沿道の建物も、歩道から約1.5mセットバック(後退して建てること)するように決められているため、ゆとりがありますね。

桜が咲く前は街路樹の葉が落ちていて少し寂しい感じもしましたが、4月下旬には緑も増え、ハナミズキやツツジなどが咲いて、爽やかな景色に変わっていました。

 


▲こちらは、マンションの南側を通っている道路(市道第D-75号線)。
整備前は約4~8mだった道幅が、現在は約13mに。
歩道も、片側に白線で仕切られた細いものがやっと設けられているような状態だったのが、現在は道路の両側に設けられ、インターロッキング舗装もされて通行しやすくなったようです。

 

また、道路の地下に雨水排水のための下水道が埋没整備されたり、防火水槽が設置されたりと、再開発によって街の防災機能も向上しており、「見た目がキレイ」というだけでないメリットもあるようです。

 

現在の「花小金井」駅の北口を出た時の印象で、のどかさもあり、気持ちが良さそうな街だなと感じましたが、それには再開発事業が完了したことや、景観、安全性への配慮など、さまざまな理由があったんですね。

※掲載の写真はすべて2018年4月に撮影したものです。
※1:「花小金井駅北口地区駅前再生プロジェクト」整備後、エリア内の所有権分譲マンションとしては初。2016年9月現在。MRC調べ。
※2:小平市・UR都市機構パンフレット「花小金井駅北口地区駅前再生プロジェクト」より
※3:UR都市機構「Awards(景観・環境関連受賞地区)花小金井北口地区」より
熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

住宅ライター。賃貸、分譲、中古も新築も、さまざまな住宅・不動産分野の記事を担当してきました。住宅最新トレンドや自分の足で調べた現場のことなど、自身の取材で得た情報を第三者目線で徹底的にレポートします。

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