• 分譲マンション
  • 岐阜県岐阜市
  • 三菱地所レジデンス

住宅ライターの「ザ・パークハウス 岐阜」取材レポート

船戸 梨恵

住宅ライター
船戸 梨恵

そのうちTOP > ザ・パークハウス 岐阜 > 「柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社」に、まちを盛り上げる取り組みについて聞きました!
2019年06月10日

「柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社」に、まちを盛り上げる取り組みについて聞きました!

「ザ・パークハウス 岐阜」から約450m(徒歩6分)の場所にある「柳ヶ瀬商店街」は、昔から岐阜市の中心地として多くの人が集まる場所でしたが、2000年前後から大型商業施設の撤退や商店主の高齢化などによって、人通りも少なくなり、空き店舗が目立つようになるなど、賑わいが薄れつつありました。
しかし近年、もう一度レトロな商店街の楽しみ方や魅力を発信しようと、さまざまな取り組みが行われています。

中でも、毎月第3日曜に開催されている「サンデービルヂングマーケット」や、空きビルに新たな店舗を誘致した「ロイヤル40」などを手掛け、若い世代を呼び込み、まちを盛り上げようと取り組んでいるのが、「柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社」です。

今回は、「柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社」にインタビューし、柳ヶ瀬商店街から発信するまちの魅力とその取り組みについて聞きました。お話を伺う中で、まちづくりの歴史も見えてきましたよ。

おもしろいモノやヒトが集まる場をつくり、ディープな楽しみ方ができるまちに。


▲まずお話を聞いたのは、事務局を務める奥岡莞司さん。
奥岡さんは三重県出身で、2年前から柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社に参加しているそう。
「岐阜は名古屋に近い一方で、その影響を受け過ぎず個性を保ったまち。小さくておもしろい店がたくさんあります」と、県外からの目線でも柳ヶ瀬の魅力を語ってくれました。

「柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社は、2016年に柳ヶ瀬商店街に店を構える店主や、まちづくりに注力しているメンバーが中心となり、地元の地権者の皆さまや金融機関に出資を募って法人化をしました。
現在は、サンデービルヂングマーケット(通称・サンビル)やロイヤル40の運営、柳ヶ瀬を中心に実施するイベントの企画などをしています。

サンビルは元々、柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社の前身となった有志による実行委員会が主導で始めたイベントでした。
2014年からスタートしましたが、実は先に話が上がっていたのは、2017年にオープンした「ロイヤル40」の企画だったんです。

ロイヤル40があるロイヤル劇場ビルは、今や全国でも数少ないフィルム映画を上映する映画館「ロイヤル劇場」が入った築40年の5階建てビル。
このロイヤル劇場ビルの一角をリノベーションし、おもしろい人、これから頑張ろうとしている人に入ってもらい、このエリアを盛り上げていく拠点にしたいと考えていました。
しかし、いきなり店舗を入れても、お客さんがいなければ長続きしません。
そこで「まずは、お客さんを集める市場をつくろう!」と始めたのが、サンビルだったんです。」


▲毎月第3日曜日に行われる「サンデービルヂングマーケット」。
2014年に約50店舗でスタートしましたが、現在は約160店舗が軒を連ね、毎回多くの人で賑わっています。

「サンビルが徐々に定着し、岐阜市内はもちろん、市外・県外からも多くの人が来るようになったことで、商店街内でもサンビルに合わせて新たな試みをする店舗が出てくるなど、まち全体に活気があふれるようになりました。
また、サンビルをきっかけに柳ヶ瀬の魅力に気づき、映画好きの人がロイヤル劇場へ映画を見に来たり、お気に入りの店舗を巡ったりと、それぞれにディープなまちの楽しみ方をするお客さんも出てきています。」

 

 
▲柳ヶ瀬商店街の中心部にある「ロイヤル40」は、オープン前に店舗の募集はすぐに埋まってしまったそう。現在は、個性的なアパレルのセレクトショップやドライフラワーの店、クリエイターのワーキングスペース、雑貨屋、インテリア用品店などが入っています。
サンビルの日にはワークショップなども行われ、たくさんの人であふれます。

「サンビルを継続したことで柳ヶ瀬の認知度は上がり、ロイヤル40も2017年10月にオープンすることができました。
ロイヤル40には柳ヶ瀬という場所に魅力を感じて出店する人・店舗が多く、サンビルとはまた違ったおもしろさが加わったと思っています。
これからも、柳ヶ瀬の新たな魅力を1つずつ増やしていきたいですね。」

柳ヶ瀬商店街に、キラッと光る場所を増やしていきたい!


▲次にお話を伺ったのは、代表取締役の岡田さや加さん。
岡田さんは、柳ヶ瀬商店街で人気の和菓子屋「ツバメヤ」や「アイスクリーム松ノ屋」、「ミツバチ食堂」、「RESTAURANT&BAR Enza」を構えています。商店街の店主として、まちづくりを始めたきっかけやその思いを聞いてみました。

「私が初めて柳ヶ瀬に店を出したのは、23年前のこと。
当時まだ柳ヶ瀬は、女子高生など若い世代も多く集まる岐阜を代表する繁華街でした。
その後、柳ヶ瀬に人が少なくなり、私も人が集まるショッピングセンターなどへの出店を経験してきましたが、10年ほど前から『やっぱり商店街はおもしろい』と感じるようになりました。
それから、創業の地である柳ヶ瀬で何かできることはないかと考えるようになったんです。

まちを活性化するというのは、個人で太刀打ちできない大きな課題。
でも、1カ所でもキラッと光る場所があって、人の意識を向けさせることができたら、人を呼び込めるのではと思い、まずは当時経営していたカフェで、新たな名物として“柳ヶ瀬プリン”を発売したところ、メディアから注目され、応援の声をいただくようになりました。

おもしろい店が増えれば、点が面になって人が集まる場所ができるはず。
そんな思いで、柳ヶ瀬商店街の真ん中にあるロイヤル劇場ビルにおもしろいショップを呼び込もうと思ったのが、この取り組みの始まりです。

岐阜のような地方が良くなるには、中心部はとても重要な場所。
柳ヶ瀬を昔とは違う魅力で活性化し、“訪れたいまち”にしていきたいですね。」

今後も、おもしろいモノやヒトが集まる場づくりに取り組んでいくと、意気込みを語ってくださった岡田さん。

今年8月からは、柳ヶ瀬商店街内にある5階建ての「マルイチビル」を1・2階は飲食店とギャラリー、3階はシェアオフィス、4・5階はシェアハウスにリノベーションするほか、こうしたノウハウを学びたい人を全国から公募して、実際に柳ヶ瀬内にある空き物件で事業を提案する「リノベーションスクール」を実施する予定とのこと。
また新しい風を吹き込んでくれそうな取り組み満載の柳ケ瀬に、今後も目が離せませんね!

岡田さん、奥岡さん、どうもありがとうございました。

※掲載の情報は、2019年4月取材時のものです。
※掲載の柳ヶ瀬商店街の写真は、「柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社」より提供いただいたものです。
船戸 梨恵

住宅ライター
船戸 梨恵

長年、住宅・ライフスタイル誌を企画・編集してきた経験を生かし、現在はハウスメーカーや工務店の広告宣伝のプランニングも手がける。子育てや防災などの記事執筆も多く、広い視野で暮らし密着の情報を伝えます!

PAGE TOP