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住宅ライターの「ザ・パークハウス 岐阜」取材レポート

船戸 梨恵

住宅ライター
船戸 梨恵

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2019年03月22日

岐阜市で起こりうる災害は? 知っておきたい防災のことについて、岐阜大学の先生に聞いてみました!

近年、日本全国で大規模な自然災害が多発する中、自分の住む地域で起こりうる自然災害を知ることは、防災の意識を高めて万が一の事態に備えることにつながります。

「ザ・パークハウス 岐阜」が建つ場所は、昔から多くの住宅や商店が並んでいた、歴史ある岐阜市の中心市街地。
今回は、「清流の国ぎふ 防災・減災センター」に所属する岐阜大学の小山真紀准教授から、この地域で過去に起こった災害や、生活する上で心がけたい備えについて聞きました。

※上写真:現地前よりJR「岐阜」駅方面、2018年8月撮影

過去の災害から学ぶ!普段から避難経路をしっかりとチェックしておきましょう。


▲「清流の国ぎふ 防災・減災センター」で、防災人材育成プログラムにも携わる岐阜大学の小山真紀准教授にお話を伺いました。

「岐阜市で起こった大きな自然災害というと、まず明治24(1891)年に起こった濃尾震災を思い浮べる人も多いと思います。
濃尾地震は、本巣郡根尾谷(現本巣市根尾)を震源地に、地震のエネルギーはマグニチュード8.0と、世界でも最大級の内陸直下型地震でした。

中でも最も深刻な被害を受けたのが、岐阜市や大垣市などの都市部です。
被害の大きな原因となったのが、地震直後の家屋の倒壊と火災。
火は風を受けて倒壊した家屋に広がり、市街地の大半を焼き尽くしたと言われています。
その際、やはり住宅の多い中心地から、火が燃え広がったとされています。」

 
▲当時の火災状況を伝える資料や写真が、数多く残っています(※1)
左は、当時起こった火災の詳細を示した古い地図。右は、伊奈波神社前から火災で焼失した町の様子を撮影した写真です。

「ザ・パークハウス 岐阜」のある金町は、昔から中心市街地として栄えていたエリア。
そのため、古い住宅や商店が並ぶ地域は道路幅が狭い場所もあり、地震があると住宅が倒壊して道が塞がれてしまうことがあるかもしれません。
マンション周辺でも、どの辺りに狭い道が多いかなど、周囲の環境を把握して、安全に避難できる経路を事前に知っておくことも大切です。」


▲マンション周辺では、「(旧)徹明小学校」(現地から約270m/徒歩4分)が指定緊急避難場所兼指定避難所になっているほか、「岐阜市文化センター」(現地から約140m/徒歩2分)も指定避難所になっています。
大通りを通って安全に避難できるよう、普段から備えておきましょう。
※上写真:岐阜市HP「岐阜市総合防災安全読本」ハザードマップより

豊かな川が流れる岐阜市。水害については?

「市内を流れる長良川で、南部と北部が区分される岐阜市は、昔から多くの水害に悩まされていた歴史があります。
長良川の水位が上昇して堤防が決壊すると、市内の広範なエリアが浸水すると予想されています。」


▲岐阜市のホームページでは、洪水や内水、土砂災害、地震など、さまざまなハザードマップを見ることができるので、ぜひチェックしてみてください。

「岐阜県が公開している「ぎふ山と川の危険箇所マップ(http://kikenmap.gifugis.jp/)」では、柳ケ瀬エリアの浸水予想は1.0m以上2.0m未満ですが、「ザ・パークハウス 岐阜」のある辺りは、0.5m以上1.0m未満になっています。」


▲この水位だと溺れることはなく、マンション等は1階でも高くなっているため浸水することはなさそう。
しかし、下水が上がってきてトイレが使えなくなったり、電気や水の供給が止まってしまう可能性はありますから、やはり日常からの備えが大切です。

「備蓄というと地震を考えがちですが、実は風水害は毎年のように起こり、地震よりも頻度が高いものです。行政が公開しているハザードマップなどを確認して、自分の住む町がどの災害に弱く、災害が起こった時にどの程度の被害があるのかを知っておくと、必要な備蓄品も考えやすいと思います。」


▲「ザ・パークハウス 岐阜」では、各戸に手動で充電できるダイナモラジオライトや、簡易トイレセットなどが入った防災バッグが配布されます。


▲共用部に設置される防災倉庫には、ヘルメットや応急処置セットのほか、ガス発電機や浄水装置、簡易無線機や災害用マンホールトイレなどの個人ではなかなか備蓄できないものもきちんと備えられていますから、いざというときも安心できそうです。

日頃から地域を知り、コミュニティをつくることが大切。


「最後に伝えたいことは、「自然災害は、起きてしまってからできることはほとんどない」ということです。
災害がまったく起きない地域はありません。
やはり起きる前にどんなことが起こるかを想定して、できることを考えておく必要があります。

そのために、まずは地域のことを知ることが重要。
ハザードマップなどを確認したり、住み始めた時には、家族で周囲を歩いてみて、避難場所までの道のりや、危険な箇所を把握しておくのもいいですね。

また、災害時は自分だけでは乗り越えられないことがたくさん出てきます。
マンションの住民同士はもちろん、地域の人たちとも、あいさつなど最低限のコミュニケーションをとって、良好な関係を築いておくことも大切。
そうした関係が築けていれば、避難所へ行った際にも、お互いに助け合って過ごすことができます。
顔見知りを増やして、コミュニティづくりをすることも、防災の第一歩です。」

どこでも起こりうる自然災害。
まずは住む地域について知ることが大切、ということがよく分かりました。
新たな住まい探しをするときをいい機会として、万が一の際の防災について、考えてみてはいかがでしょうか?

小山先生、ありがとうございました。

※1 左/「岐阜市火災地図(『濃尾地震写真資料集』より)」。
   右/当時の岐阜伊奈波神社前の様子(『濃尾地震写真帖(岐阜県歴史資料館蔵)』より)。
※掲載の情報は、2018年9月取材時のものです。
船戸 梨恵

住宅ライター
船戸 梨恵

長年、住宅・ライフスタイル誌を企画・編集してきた経験を生かし、現在はハウスメーカーや工務店の広告宣伝のプランニングも手がける。子育てや防災などの記事執筆も多く、広い視野で暮らし密着の情報を伝えます!

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