丸の内に暮らすことで出逢える、もうひとつの時間。

400年の歴史を刻む、
名古屋最古の料亭『河文』

Episode-4

河文(会席)

料亭『河文』と、“魚ノ棚通”の
密接な関係性

パークホームズ丸の内 ザ レジデンスの近くには、創業約400年の料亭がある。河内屋文左衛門が開業した魚屋にルーツを持つ名古屋最古の料亭『河文』。当時の魚屋というのは、実店舗を持たず魚を桶に入れて売り歩くスタイルだったため、正確な創業年次は分からないそう。
「河文の前の通りは“魚ノ棚通”と呼ばれていますが、“棚”というのは“お店”という意味で、“魚屋(料理屋)が軒を連ねている通り”という意味に由縁しています」と若女将の香川絢子さん。街の歴史の名残をそんなところからも知ることができる。

料亭河文_本文1

戦後、料亭が担っていた
重要な役割とは?

江戸時代、尾張徳川家の御用達の魚屋だった河内屋文左衛門の魚の目利きは評判となり、のちに仕出屋、そして料理屋へと業態変更していく。その後、戦争空襲で建物の焼失などを経て、1949~1950年頃(昭和24~25年)に現在の建物を再興、料亭『河文』として新たなスタートを切ることとなった。
「戦後は、主に外交や政治に関わる人たちの会食の場として使われていたと聞いています。復興のためにも、いち早くそのような場所を設けて提供する必要があったんでしょうね」。

料亭河文_本文2

今の時代だからこその
“料亭”の存在感

料亭というのは、主に食事をしながら芸者遊びをする場所。今から15年ほど前までは『料亭 河文』も、一般的に言う“一見さんお断り”のお店であった。
「今では、外国人の方も日本文化(会席料理)として料亭を楽しまれるようにもなりましたし、クレジットカードも普及していますので、一見さんも楽しんでいただける時代に合わせたスタイルになっています。とはいえ、お客様にとって料亭は、“信頼のおける場所”。携帯電話やSNSなどが普及した今の時代だからこそ、何も言わなくてもプライベートに配慮してくれる料亭という場所は、これからも変わらずその役割を持ち続けていくと思います」。

料亭河文_本文3

街を知り、街を楽しむ。
『河文』がそのきっかけに

2008年2月には、『料亭 河文』の隣にイタリアンレストラン『THE KAWABUN NAGOYA』をオープン。『河文』の名前を若い人たちが知る大きなきっかけとなった。
「名古屋の方は“河文”と聞くと、一見さんお断り、一部の人しか行かないお店というイメージが強かったかと思います。そんな中で、若い人でも気軽に食事を楽しめて、“河文”の名前をより身近に感じてもらうことができる場所として『THE KAWABUN NAGOYA』をオープンさせました。この“丸の内”という場所は、旧町名では“小田原町(おだわらちょう)”と呼ばれていて、私自身とても気に入っています。この名前は、江戸の城下町でとても活気のあった魚屋や料理屋が並ぶ“小田原町”にあやかって付けられたものだそうで、旧町名には住んでいる人たちの職業や出身地、想いなどが色濃く反映されていてとても面白い。先代の女将さんもおしゃっていましたが、“小田原町”という名前にもあるように常にお客様で賑わっている街でいられるよう、『河文』として常に先見の明を持って街の発展に貢献していきたいですし、名古屋という街はそのポテンシャルを秘めていると思っています」。

料亭河文_本文4

●河文(懐石)|約150m(徒歩2分) 名古屋市中区丸の内2丁目12-19 052-222-0873 個室:11:30~14:00(L.O)、17:30~21:00(L.O)※土・日曜、祝日は前日までに要予約 河内屋:11:30~14:00(L.O)、17:30~21:00(L.O)※日曜定休、ランチは平日のみ 茶房:13:00~17:30※平日のみ 酒房:17:30~23:00 ※日曜定休 http://www.kawabun.jp/
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