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住宅ライターの「プレイスコート喜多見」取材レポート

熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

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2018年07月31日

“一戸建て中心の低層住宅街”に囲まれた住環境のマンション? 「用途地域」って知ってますか?

今回は、「プレイスコート喜多見」の建設地周辺の街並みや、「用途地域」について解説します。
以前に「喜多見」駅からマンション建設地まで歩いたレポートでも触れましたが、マンションの周辺は駅前の賑やかさとはガラリと違う、静かな住宅街。
これはどうしてなのか、また、将来この環境が変わる可能性はあるのか、といったことについて、考えてみたいと思います。

一戸建て中心の低層住宅街に面した場所。しかも“法律”で、建築できる建物の高さや大きさが制限されているんです

「プレイスコート喜多見」の立地の特徴を“住環境”という視点でまとめると

■敷地の東側、北側に一戸建て中心の低層住宅街が広がっている
■周りは住宅街と電力に関する研究施設なので、静か
■マンションは住居系の用途地域、東側と北側は第一種低層住居専用地域
■“駅前”から住宅街があるのが、喜多見エリアの特徴のひとつ

……といったところです。

ただ「住居系の用途地域」とか「第一種低層住居専用地域」といわれても、ちょっと専門的な言葉なのでどういうことかいまひとつ分かりにくいかもしれませんね。

ということで、実際の街並みの写真なども見ながら、もう少し詳しく解説していきたいと思います。

マンションは、落ち着いた一戸建て中心の低層住宅街の中に建っています

「喜多見」駅から歩いてくると、すぐそこまでスーパーや飲食店があり、線路があったはずなのに、マンションの近くに来た途端「あれっ?」と思うくらい、急に街の雰囲気が変わって、閑静な住宅街になるんですね。

静かさは文字や写真ではなかなかお伝えしづらいのですが……周辺の街並みはこのような様子です。


▲「プレイスコート喜多見」の建設地周辺。左手が研究施設、右手は住宅街。

 

マンションの敷地が接道している東側の一帯には2~3階建ての一戸建てが並んでいて、高い住宅やオフィスビルのような建物がないので、空も広く感じられます。

 
▲広い空と緑の街並みが、歩いていて気持ち良い。閑静な住宅街です。

 

一般に、高層建築物であることが多い分譲マンションは、大通り沿いとか、周囲にもマンションがたくさんある場所とか、同じように高い建物が建っている立地にあることが多いのですが、こういう「一本道を隔てて、戸建て住宅街」という立地は、なんだか珍しい気がします。

それは、法律上の「ある条件が必要」だから、なんですね。

穏やかな環境の理由、法律で定められた「第一種低層住居専用地域」とは?

この“一戸建て中心の低層住宅街”がこの辺りに広がっているのには、「用途地域」という、法律上のルールが関係しています。

「用途地域」というのは、文字通りその土地の「用途」を定めているもの。
分かりやすくいうと、「この辺りは住宅を建てる場所にしましょう」「この辺りにはお店や繁華街を作っていいことにしましょう」といった風に、建てられる建物の用途を決めて、「住む場所」「賑やかな場所」「工場が建つ場所」などが混在しないようにしているものなんです。(都市計画法という法律に基づいています)

用途地域には、大きく分けて「住居系」と「非住居系(商業地域や工業地域など)」のものがあります。


▲用途地域を一覧にしました。
住居系の用途地域もさらに細かく分かれていて、最も制限が厳しいのは「第一種低層住居専用地域」です。

 

そして、「プレイスコート喜多見」の建設地や、周りの用途地域がどのようになっているかというと……こちらの図を見てみましょう。


▲「プレイスコート喜多見」公式サイトに掲載されている用途地域概念図。
マンションの建設地や西側は、第一種中高層住居専用地域、東側は第一種低層住居専用地域です。

 

ここで先ほどの用途地域の条件と照らし合わせてみると、マンションの東側には、「低層の建築物」しか建てられないというルールになっています。
一方、マンションの建設地は第一種中高層住居専用地域なので、「一本道を隔てた、戸建て住宅街」に隣接して、7階建てのマンションが建てられるという訳です。

10年後、20年後……将来の街並みはどうなる?

では、将来の街並みはどうなるかというと、このことは法律によって定められているので、用途地域を無視して、マンションの東側に突然高層ビルが建つとか、パチンコ店やホテルなどが作られるということは、用途地域の変更が行われない限りありません。
今の条件が今後も変わらない限り、第一種低層住居専用地域のさまざまな制限をクリアした建物で構成されるといえるんですね。

私が住宅ライターとして、住宅購入を検討する時、建設地とその周辺の用途地域がどうなっているかの確認をお勧めしているのはこの点から。
「現在どんな街並みなのか」は、現地を見に行って、気に入るかどうかを判断すればOKですが、将来何が建つのか、「この先の予測」を立てるには、用途地域を確認しておくことが有効です。

ちなみに用途地域は各行政のサイトでも公開されていて、「【行政区名】 用途地域」などとインターネット検索すると簡単に調べられます。

駅の近くに低層の住宅街がある、落ち着いた雰囲気が“喜多見らしさ”

もうひとつ、私が「いいなぁ」と思うのは、「喜多見」は駅の近くに第一種低層住居専用地域をはじめとする、住居系のエリアがあること。

駅周辺に商業系のエリアが厚く広がっていて、離れると住居系の地域になる、という街は少なくありませんが、喜多見は商業ゾーンの厚みがほどよく、また南側に向かって伸びているため、北側は低層住宅のエリアが比較的駅に近いところにあって、「駅から近い」ことと、「静かな環境である」ことが、両立しやすい場所なんですね。

マンションの建設地を見学する際は、こういった周りの住環境や用途地域のこともチェックしてみると、より満足度の高い住まい選びができると思います。

 

さて、次回は、喜多見商店街の盆踊り大会をレポートしたいと思います。
どうぞお楽しみに!

※掲載の写真はすべて2018年7月に撮影したものです。
※表示距離は、現地からの地図上の概算です。徒歩時間は80mを1分として算出し、端数を切り上げています。
熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

住宅ライター。賃貸、分譲、中古も新築も、さまざまな住宅・不動産分野の記事を担当してきました。住宅最新トレンドや自分の足で調べた現場のことなど、自身の取材で得た情報を第三者目線で徹底的にレポートします。

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