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住宅ライターの「グランドメゾン品川シーサイドの杜」取材レポート

熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

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2017年07月07日

江戸の文化を伝える文化財があちこちに。青物横丁で歴史散歩

京急本線「青物横丁」駅と、「グランドメゾン品川シーサイドの杜」現地の間を通っている旧東海道は、昔ながらの商店街が広がるショッピングストリートですが、品川の歴史を物語る名所が見つかる、散策が楽しい街道でもあります。

品川区域には、古くは奈良時代から平安時代にかけて、東海道の元になる道が通っていて、当時から交通の要衝であったと推定されているそうですが(※1)、よく知られているのは、江戸時代に整備された「東海道五十三次」の第一宿場「品川宿」があったということではないでしょうか。

「品川宿」があったのは、今の京急本線「北品川」駅から「青物横丁」駅あたりにかけての旧東海道一帯(※2)。そのためこの辺りには現在も、当時の賑わいを彷彿とさせる文化財などが残されているんです。

今回の記事では、そんな歴史の足跡を巡って、青物横丁エリアをお散歩してみたいと思います。

 


▲「グランドメゾン品川シーサイドの杜」現地から徒歩4分(約320m)の距離にある旧東海道。
江戸時代に整備された五街道(東海道・中山道・甲州街道・日光道中・奥州道中)のうち、東海道が最も交通量が多く(※2)、その第一の宿だった品川宿は大変栄えていたそうです。

世界を旅した釣り鐘が“除夜の鐘”に。品川最古のお寺「品川寺(ほんせんじ)」

旧東海道や品川宿の歴史を語るうえで欠かせないスポットのひとつが、「品川寺(ほんせんじ)」。

大同年間(806年~810年)に開創されたとされる、品川で最も古いお寺(※3)で、「品川」の地名の由来にもなった鎌倉時代の領主・品河(しなかわ)家に縁があり、江戸城の建立や明治維新などで変わりゆく街を見守ってきました。

 
▲豊かな緑に包まれた「品川寺」。お寺全体に加えて、境内の「江戸六地蔵」や「梵鐘(釣り鐘)」が「しながわ百景」に選定されています。
また、品川区の天然記念物に指定されているイチョウの木は、推定樹齢がなんと約600年! なかなかお目にかかれない古木です。

 

 
▲大晦日には除夜の鐘として、一般の方が突くこともできる「梵鐘(釣り鐘)」。国指定の重要美術品でもあります。

この釣り鐘には面白いエピソードがあり、1850年代~1870年代に、原因は不明だそうですが、品川寺から持ち出されてしまい、パリ万博やウィーン万博に出品された後、1919年、スイス・ジュネーヴ市の美術館の庭園に据えられているのが発見されたのだとか(※4)

 

この釣り鐘の返還が縁となって、ジュネーヴ市と品川区が友好都市となりました。その関係は今も続いています。


▲ちなみに、「品川シーサイドフォレスト オーバルガーデン」にある花時計は、ジュネーヴ市との友好の証として寄贈されたもの。
マンション現地やモデルルームへ向かう途中、いつもなんとなく「綺麗だな~」と思いながら眺めていた花時計ですが、背景にはこんなエピソードがあったんですね!

“台所の神様”を祀る「海雲寺」。力比べに使われていた石も見どころです

また、鎌倉時代に建立されたと伝えられる(※5)「海雲寺」も、訪れてみたいスポットです。


▲「海雲寺」の鎮守は、火と水を守る神様であることから、“台所の守り神”として信仰されている千躰三宝大荒神王。
火の用心のお札を求めに、遠方から訪れる人もいるそうです。
本堂に飾られている「海雲寺千躰荒神堂奉納扁額(絵画や書などの、全27面の額)」は、品川区の有形民俗文化財に指定されています。

 

 
▲境内にあるこちらの「力石」は、大正中期くらいまで、若者たちの力比べに使用されていたものなのだとか(※6)
現在は固定されていてどんな力自慢でも持ち上げられませんが(笑)、この形と大きさは、確かに持ち上げてみたくなるかも!
当時は、漁師や瀬取り(せどり・船から荷物を下ろす人)がこの石を何回持ち上げられるか、持ったままどれくらい歩けるかを競っていたそうですよ。

現役の医療施設やお店に、実は深い歴史があることも!

こういった文化財だけでなく、普段使いできるお店や医療施設などが、調べてみると実は江戸時代や明治時代に創業されていたりして、なかなか面白いんです。

 
▲耳鼻咽喉科の「竹内医院(写真左)」は明治45年(1912年)築の洋館。畳屋さんの「松岡畳店(写真右)」は江戸時代の1779年に創業、現在の建物は大正4年(1915年)に建てられたものだそうです(※7)

 

また、以前の記事でも紹介した食品スーパーの「フードマーケット 平野屋」も、元をたどれば江戸時代の1800年に創業した酒屋さん(※8)とのことで、知れば知るほど「へぇ~!」と驚くことばかり。
青物横丁って、奥深い街だなと思います。

※掲載の写真は、すべて2017年6月に撮影したものです。
※1:品川区 公式HP「品川区勢概要>歴史と伝統」より
※2:品川区 公式HP「品川歴史散歩案内>東海道品川宿のはなし」より
※3:品川寺 公式HP「品川寺 縁起 開山史」より
※4:品川寺 公式HP「品川寺 大梵鐘物語」より
※5:品川千躰荒神王 公式HP「品川海雲寺のご紹介」より
※6:海雲寺の看板より
※7:青物横丁商店街 公式HP「あおよこチャンネル みどころ・史跡」より
※8:フードマーケット平野屋 公式HPより
熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

住宅ライター。賃貸、分譲、中古も新築も、さまざまな住宅・不動産分野の記事を担当してきました。住宅最新トレンドや自分の足で調べた現場のことなど、自身の取材で得た情報を第三者目線で徹底的にレポートします。

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