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住宅ライターの「グランドメゾン元住吉」取材レポート

熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

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2017年04月14日

「グランドメゾン」のこだわりをインタビュー第2回・住まいそのものが街の財産となるために

前回に引き続き「グランドメゾン元住吉」のスタッフ高橋さんへのインタビューをお届けしていきたいと思います。
今回お聞きするのは、「グランドメゾン」がこだわる植栽(マンション敷地内に植えられる草木のこと)について。
「3本は鳥のために、2本は蝶のために、日本の在来樹種を」というコンセプトの「5本の樹」計画から発展した植栽計画や、積水ハウスが目指すことなどについて教えていただきました。

お手本にしているのは「里山」。地域の気候風土も考慮した植栽計画

「マンションの植栽計画」というと、これまで住宅ライターとして数々のマンションを見てきた私は、どうしても「敷地内の緑化率が〇%だからすごい!」とか、「低層階の住戸のプライバシーを守るための、目隠しとしての植樹」といったチェックの仕方をしてしまいがちなのですが、「グランドメゾン」の植栽は、また違った視点から計画されているのだそうです。

高橋さんによると
「『グランドメゾン』というよりも、まずは一戸建ても含めた積水ハウスの植栽についての考えからお話しますと、まず『5本の樹』というコンセプトがあります。

これは『3本は鳥のため、2本は蝶のために、日本の在来樹種を』というコンセプトで、庭は住まいの中の“小さな自然”であるという考え方が根底にあるものです。

環境や地域の風土を無視して、人にとってのみ綺麗だと感じられる木々を植えるのではなく、その地域の生き物たちや、周辺の自然と繋がる庭を作りたい、という思いがあるんですね。


▲積水ハウスでは、日本の気候風土を地域ごとに検証し、それに適した木々を植えているのだとか。確かに、北海道と本州、九州や沖縄では、植生も違いますよね。その土地に合った植物なら、より多くの鳥や蝶が訪れることで自然が循環し、新たに植えた樹木も根付きやすいというメリットもあるそうです。

「グランドメゾン元住吉」では、ヤマザクラやモチノキ、ヤマボウシ、シラカシといったこの地ならではの四季を彩る樹種が選定されています。

 

積水ハウスがお手本としているのは『里山』の自然。
自然って、画一的なものではないですよね。森に行ってみると、本当にいろんな木や生物が、同じ場所で生きているのが分かります。いわゆる『雑木林』をイメージしていただくといいかもしれません。

そんな自然から人が恵みを受け、人が森林や小川などに適切に手を加えることで、自然もより生命力を増していく……というのが『里山』の姿なんですけれども、そんな庭造りができたらいいなと。

『グランドメゾン』はマンションですから、もちろん5本よりもっともっと多くの植樹をすることができます。
マンションの植栽と、一戸建てのお庭の緑、道路沿いの街路樹などが繋がって、地域に元々ある森や緑地、川などの自然と、緑のネットワークが作れたら、素敵ですよね。

といった風に、ただ単に“木を植える”ということではなく、周辺環境との繋がりや生態系への影響にも配慮した計画になっているんですよ」
とのことでした。

 

高橋さんは
「積水ハウスでは、一戸建てでも、その家のシンボルツリーを必ず1本入れているんです。
マンションの『グランドメゾン』でも、若すぎず、きちんと育った大きな木を何本か植樹することにしています。
新築でお住まいになるお客様に、最初の入居が始まる時から、緑に包まれる気持ちよさや、景観の美しさを感じて頂ければ嬉しいです」
ともお話してくれました。

「グランドメゾン狛江(2013年竣工)」

「グランドメゾン狛江(2013年竣工)」 「グランドメゾン狛江(2013年竣工)」
▲高橋さんのお話を聞いていたら、実際の「グランドメゾン」の植栽が見てみたくなり、竣工後の「グランドメゾン」を見に行ってみました。
こちらは、東京都狛江市にある「グランドメゾン狛江(2013年竣工)」。
「グランドメゾン元住吉」と同じく、長谷工コーポレーション施工のマンションです。

存在感のある背の高い木々と、色とりどりの豊かな草花がパッと目を惹く素敵なマンションです。
完成して数年経ってからも、植栽が枯れてしまったり、お手入れをされずに放置されてしまったりするなんてことがなく、綺麗な状態が保たれていました。

石の選定から積み方まで。職人技が光る石積みは、経年美化の象徴

また、私が「すごい!」と思ったのは、石積みに関するエピソード。
「外構に採用している石積みは木曽田畑石で、コンクリートで隙間を埋めるようなこともなく、熟練の職人の手によって、見た目にも美しく、安定した積み方を実現しています(高橋さん談)」といったこだわりぶり。

石はもちろん天然のものですから、それを綺麗に積み上げるのは並の技術ではない、と容易に想像できます。

そして、その石積みと地面との間には、必ず地被類(ちひるい。地面を覆う植物のこと)の植物を入れ、より豊かな景観になるように配慮もされているのだとか。
この工夫が、「グランドメゾン」が目指す「まるで、以前からずっとそこにあったかのような(高橋さん談)」建物づくりにも一役買っているそうです。

「グランドメゾン狛江(2013年竣工)」
▲先ほども紹介した「グランドメゾン狛江(2013年竣工)」の外構。自然な形を活かした石積みには、確かにコンクリートなどのツナギが見えておらず、大きな隙間も空いていません。
地被類の緑も綺麗です。本当にそこから自生したかのような風情ですね。

「石積みは、『グランドメゾン』が意識している“経年美化”の象徴でもあるんです。

マンションに限らず、建物って、共用部分も専有部分も、どうしても年を経るごとに劣化していってしまいます。それは仕方がないこと。
でも、植栽と石積みだけは別。年月が経てば経つほど、美しくなるんですよね」
と高橋さん。

 

私がこの“経年美化”を実感したのは、既に竣工した「グランドメゾン」のマンションを取材しに出かけた時。
地図を見ながら現地のあたりに行って、周りをキョロキョロすると「あ、あれがグランドメゾンだな」って分かるんです。何となく、「他とはちょっと違う」と感じるんですね。

緑量が多いのもそうですが、単一ではなく、さまざまな色の植物が集まり、美しいグラデーションになっていること、石積みがあること、建物のデザインが綺麗なこと……など、さまざまな要素がそう感じさせるのかもしれません。

街の資産価値を高められるような住まいを

高橋さんのお話では
「マンションの立地を選定する場合は、その地域の中でも“できるだけいい場所”にとなるわけですが、そんな風に地域の方たちにも一目置かれる場所に建っているマンションが多くの緑を蓄えていれば、街全体の雰囲気も良くなっていくと考えているんです」
ということでした。

 「グランドメゾン伊勢山(2011年竣工)」
▲「『グランドメゾン』や当社の一戸建てが外構・植栽に気を配ることで、街の景色が変わり、周辺にお住まいの方が気持ち良く、ひいてはその街の資産価値までが上がる。そんな貢献ができればいいなと考えています(写真左)」

神奈川県横浜市にある「グランドメゾン伊勢山(2011年竣工・写真右)」も、評価の高いマンションのひとつだそう。

 

次回は、専有部分についてお聞きします。お楽しみに。

熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

住宅ライター。賃貸、分譲、中古も新築も、さまざまな住宅・不動産分野の記事を担当してきました。住宅最新トレンドや自分の足で調べた現場のことなど、自身の取材で得た情報を第三者目線で徹底的にレポートします。

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