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住宅ライターの「バウス西葛西清新町」取材レポート

熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

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2019年09月23日

共用防災倉庫の備蓄品など、マンションの“災害時の備え”について調べてみました

今回注目するのは、マンションの防災対策について。

地震への強さや耐久性など、マンションの“ハード面”ともいえる構造面についてはしっかりとチェックするという方も多いと思いますが、それに加えて、防災倉庫の設置や備品の充実度、避難訓練の実施計画といった“ソフト面”の災害対策も確認しておくと、より安心です。

大地震をはじめとする大きな災害はいつ発生するか分からないものですから、“万が一への備え”は整っているに越したことはありませんね。

最近では、個人で防災備蓄品や非常持ち出し袋を用意しているという家庭も多いと思いますが、たくさんの人が暮らす大規模マンションの場合は、共用部に防災倉庫などが設置されていることも多く(条例で設置が義務付けられている市区もあります)、住宅ライターとして取材をしていても、「マンションは災害に強い」「安心感がある」ということを実感します。

では、「バウス西葛西清新町」ではどのような対策が取られているのでしょうか。マンションギャラリーの展示なども見ながら、チェックしていきたいと思います。

今回の記事のポイントをまとめると……

■一戸建てよりも耐震性や耐火性が高い鉄筋コンクリート造のマンションは、災害時も「在宅避難」が基本
■「バウス西葛西清新町」には、飲料水の生成装置など、個人で用意するのが難しい防災用品も用意されている
■周辺道路の緊急車両の入りやすさ、救助活動がしやすい敷地の広さも安心材料のひとつ

耐震性や耐火性が進んでいるマンションは、災害時も「在宅避難」が基本

大きな災害が起こってしまったときは、「非常持ち出し袋と貴重品を持って、近くの避難所へ行く」と漠然とイメージしている方も多いかと思いますが(私もそうでした)、実は東京都では、自宅で生活が送れるようであれば、「在宅避難」をすることが推奨されています。

特に高い耐震性や耐火性のある鉄筋コンクリート造のマンションは、大きな災害に見舞われても倒壊してしまったり、延焼する可能性が元々低いので、マンション住民の方は在宅避難を念頭に置いておくのがベター。

特に東京都の場合は、約7割がマンション住民といわれていますから、数とスペースが限られた避難所に駆け込むよりも在宅避難をする方が、自治体にとっても、また、被災者自身にとってもメリットが大きいんですね。


▲東京都が配布している防災ブック「東京防災」でも、在宅避難が推奨されています。
避難所では環境の変化などによって体調を崩す人もいるそうで、「居住の継続ができる状況」であれば、無理に避難所に行かず、自宅で避難生活を送る方が安心なのですね。

 

ライフラインに多少の不便が生じたとしても、普段から生活を送り、プライバシーも確保された自宅に留まった方が被災者の負担は少ないというのは、確かにそのとおりだと思います。

「バウス西葛西清新町」には、飲料水の生成装置など、個人で用意するのが難しい防災用品も用意されている

とはいえ、大きな災害時に、飲料水や電気、ガスといったライフラインに支障が出てしまうというのは、昨今の地震や台風のニュースなどを見ていても、多くの人が不安に思うところではないでしょうか。

普段から備蓄を心掛けているという家庭も多いと思いますが、例えば在宅避難を3日間とした場合、飲料水だけでも、1日3リットル×家族4人分=合計36リットル分もの備蓄が必要になります。
それに加えて洗濯、トイレ、歯磨きなどの生活用水として同じくらいの量の水が必要ともいわれ、さらに食料品や照明器具、簡易トイレ、カセットコンロなどの調理器具や救急用品も家族分が必要です。


▲「最低限必要」とされているものだけでも、数日分を備蓄しておくとなるとなかなか大変。自宅内に保管用のスペースも必要になりますね。

 

ただ、「本当に“最低限”のものだけで足りるのだろうか」「できれば発電機などの機器もあった方がいいのは分かっているけれど、費用もかかるし……」と、どこまで揃えるべきなのか悩むこともありますね。

そこで頼りになるのが、マンションの共用部に設置されている防災倉庫です。
物件によっては、「あるととても助かるけれど、個人で用意するのはなかなか難しい」というような、大掛かりな防災用品が格納されていることがあります。

 

「バウス西葛西清新町」の場合は、共用部の防災倉庫に非常用の飲料水生成システムや、夜間でも広範囲を明るく照らすハロゲン投光器セット、インバーター発電機、カセットボンベ、救助用の担架などが用意されるそうです。

 
▲マンションギャラリーでは、実際に用意される備蓄品が展示されています。
大がかりなものだけでなく、ブルーシートや、黄色と黒の標識ロープがあるのも、実情をよく研究したうえで揃えられているのだな、と感心しました。
ホームセンターでいつでも買えると思いきや、東日本大震災のときは、防水や注意喚起に重宝するブルーシートが軒並み品切れといった事態になったのだとか。個人で用意しておくことも大切ですが、マンションの防災倉庫にも備蓄されているといざというときも助かりそうです。

 


▲こちらは非常用飲料水生成システム「WELLUP」とインバーター発電機、ハロゲン投光器セットなど。
「WELLUP」は敷地内の防火水槽から水を汲み上げて飲用にろ過できる装置で、東日本大震災やスマトラ沖地震、中国四川大地震などの支援活動でも使用されたそうです。マンション専用のものがあるって頼もしく感じますね。

 

また、非常用のマンホールトイレや、炊き出しに使える「かまどスツール」、救急救命活動の際に一般の人でも簡単に使えるAEDなどもマンション内に用意されるそうです。

 

余談ですが、私が現在住んでいるマンションは築20年の古い物件で、こういった防災倉庫が設置されていないばかりか、先日の理事会で「コストがかかるので、防災用品は共用部に準備しておくのではなく、各自で揃えるように」と決定してしまいました。

マンションの“ソフト面”の備えも、新築マンションの方が進んでいるなぁと実感した出来事でした。

周辺道路の緊急車両の入りやすさ、救助活動がしやすい敷地の広さも安心材料のひとつ

また、数百世帯が暮らす大規模マンションの場合、災害時の避難生活や救助活動も居住者同士で力を合わせて行うことになります。

そういった活動を想定した際、マンションの“敷地の広さ”や“周辺道路のゆとり”もチェックしておいた方が安心な点。


▲「バウス西葛西清新町」の場合は、広い平面式駐車場や、エントランス前の「ポケットパーク」といったスペースがあるので、炊き出しや救助活動、物資の配布といった活動がしやすそうだと思います。
周辺道路も道幅が広く、マンション駐車場への出入りもしやすいので、緊急車両の通行を考えたときも安心感がありそう。

 

意外に見落としがちなのが、毎日出るゴミなどの一時保管場所。
大規模災害の発生直後はゴミの収集がスムーズに行われないこともあり、敷地内のスペースに余裕がないと、困ってしまうことがあるそう。

敷地に余裕があれば、普段はゆとりとして感じることができ、いざという時には共助活動や物資の置き場所として使用できるというメリットもあるんですね。

 

“万が一”の事態は起こらないのがベストですが、日々「我が家はこれだけの備えがあるから安心!」とどっしり構えて生活できることも、災害に強いマンションを選ぶメリットのひとつといえるかも。

9月は防災月間。この機会に、さまざまな角度から「マンションの防災」について考えてみてはいかがでしょうか。

熊谷実津希

住宅ライター
熊谷実津希

「知りたいことは、現場に行って調べる!」がモットーの住宅・不動産専門ライター。二児の母にして分譲マンション購入経験あり。美味しいお店を発見する眼力にも自信あり!?

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